失脚しチャイナ？

チャイナ様の経済事情について書いたが、政治事情についても書いとこ。結局昨年の秋は
四中全会を開催しないままで終わった。これは極めて異例なことである。四中全会は中国
共産党中央委員会と言うものの一つ。中国共産党の中央委員は任期５年。その５年間の間
に７回の中央委員会が開かれる。四中全会とはその中の４回目のものだ

７回中の４回目ということでちょうど真ん中にあたる。なので結構節目になることが多い
のだ。過去を見ると天安門事件の後の四中全会で趙紫陽が失脚して江沢民がその後を継い
だということがあった。習近平チャマがこれを開かなかったのは自身の失脚を恐れた、と
いう見方もある。オイラはそれは多分にあるとは思う

しかし今のチャイナにおいて習近平チャマが失脚するとはオイラには思えない。なぜなら
習近平チャマを失脚させると誰かが最高指導者にならなければならない。しかし今のチャ
イナでそれをやりたがる人間が皆無という様子だからだ

今現在アメリカとの関係がこじれにこじれて最悪に近い状態。こんな状態で最高指導者の
座に就くなんてまっぴらごめん、というのが共産党有力者たちの本音だと思う。アメリカ
との関係を何とかしろ！と攻め立てることはあっても、失脚はさせない。そんな途中で投
げ出すようなことは許さない、ということだと思う

次の政治イベントは３月の全人代。全人代はまあ国会の「ようなもの」で、全中国から人
民代表という議員的な人が集まる大会だ。この大会は習近平チャマと言えども開催しない
なんてことはできない。議長は栗戦書だし。それまでにアメリカとの関係、特に喫緊の課
題は関税の問題。これを何とかして穏便路線で妥協してもらう必要がある。習近平チャマ
にどういう妙策があるのか？それに対してトランプ君がどう反応するか？要注目やで