歴史の好み

百田尚樹氏の日本国紀の事を書いたけど、歴史マニアを自称するオイラは買ったのか？と
いうと、すみませんまだ買ってません。何故かというとね、単なる個人の嗜好で日本の歴
史はそれほど好みじゃないんですわ。なんでかいうたら「綺麗だから」

日本の歴史って立派とまでは言わないが割と整然としてるでしょ。他国に侵略・征服され
た事がほとんど無いという事もあるし。そこが好きじゃないのよね。もっとこうきたなら
しくてグダグダでポンコツでぐっちょんぐっちょんでべちょべちょのヤツが好き（笑）

そういう意味ではオイラの嗜好に合うのは、まず中東。ここは皆さん納得でしょ。大混乱
中の大混乱で現在もなお大混乱継続中。それから北東アジアね。今の中国・モンゴル・ロ
シア極東地域のあたりね。漢民族が主ではあるが、満州民族やモンゴル民族など北方系や
西方系の多数民族が入り乱れ、くんずほぐれつぐちょぐちょな歴史を繰り広げてきた

次にヨーロッパ中央部。もっと具体的に言うとライン川流域とドナウ川流域。ここも超大
混乱。ここは古代ローマ帝国時代に、ライン川とドナウ川というヨーロッパを代表する２
つの大河が、ローマ帝国とそれ以外を分ける境界になった事に起因していて、ラテン系と
北方系・東方系の民族・文化が入り乱れて混ざり合うエリア。ここもぐちょぐちょ

あと以前取り上げたシチリア。古代からギリシャ・カルタゴ・ローマ・イスラム、果ては
バイキングと数々の勢力で取り合いとなった島で、これまたぐちょぐちょのぐちょ。こう
いうグダグダでポンコツで汚辱にまみれた歴史が好みなんだよね

以上に加えて最近興味を持っているのが南米ですわ。ここはスペインとポルトガルが大航
海時代に植民地にしてから以降になるから歴史的には割と浅い地域だけど、なかなか激し
いというか荒っぽい歴史だ。現在でも殺人発生率がぶっちぎりで高い「殺人大陸」だし