mixiユーザー(id:17119814)

2017年08月18日07:03

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グローバリズム対反グローバリズム(2)

グローバリズムによって最も得をしたのが中国と韓国。逆に最も大損をしたのが日本であ
る。金融国際化、いわゆる金融ビッグバンによって3つの長期信用銀行は消滅。急速に台
頭してきた韓国と中国との競争に敗れ、潰れていった企業は数知れない

グローバリズムによって最大の大損をさせられ、地球温暖化問題で最大の大損をさせられ
踏まれたり蹴られたり状態の明るく楽しい日本である。しかし当の日本国民はそれが良い
ことだと信じ込まされているので、おかしいとも思わない。グローバリズムは「改革」だ
と受けとめ、地球温暖化問題は「エコ」「地球に優しい」と受けとめるように洗脳されて
しまっている。なので放っておいても日本はこれからも自滅の道を進み続ける

しかしアメリカ・イギリスの労働者はグローバリズムに反抗したわけだ。イギリスが離脱
を決めたEUは、ヨーロッパという地域内でのグローバリズムと言うべきものだ。EUを
主導しているのはドイツとフランス。完全自由貿易に加えて地域統一通貨によって、圧倒
的競争力を持つドイツの工業製品とフランスの農業製品が、EU域内を制圧した

EU内での経済小国は自国内の産業が潰れていった。働き場所を失った労働者たちは職を
求めてドイツに出稼ぎに行く。ドイツ企業は彼等を低賃金で雇い、いっそう製品の競争力
を増す。こういうのをWin−Winの関係と呼んで良いのかどうかは、難しすぎてオイ
ラには何とも言えないが、自国産業が育たないのはあまり良いとは言えないと思う

こうしてみるとグローバリズムの勝ち組は、アメリカの多国籍企業と中国・韓国・フラン
ス・ドイツ。負け組がアメリカの労働者と日本・ヨーロッパの経済小国。考えてみると1
980年代後半には世界を圧倒していた日本。それが2010年ごろにはもうヘロヘロに
なっていた。僅か20年で戦争もしてないのに、これだけ衰退した国ってのも極めて珍し
い。今の日本人がどれだけ国家運営について無能であるかが如実に現れているな

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