世界の科学者の間では、これから地球が温暖化する!という人も居れば、寒冷化する!と
いう人も居る。まあぶっちゃけ「ようわからん」というのが実際のところなんだと思う。
だいたいにしてIPCCが出していた予測ものっけから外れてるし
1997年の京都議定書からちょうど20年が経ったわけだけど、今の気温って20年前
の議論の中で言われていた予測と比べると全く真逆の結果になっているのな。20年前I
PCCは20年後の気温予測として3つのケースを出していた。CO2排出量が年々増え
続けるケース、CO2排出量が1997年と同水準で行くケース、CO2排出量が毎年数
%ずつ減っていくケース
現在の気温状況はそのうち一番最後の毎年数%ずつ減っていくケース、これにほぼ合致し
ている。じゃあ実際CO2排出量は年々減っていたのか?というとそんなことはない。
むしろすごい勢いで増加している。特に中国やインドといった発展途上国はこの20年間
で目覚ましい経済成長を遂げ、爆発的に排出量を増やしている
GDPの成長率は一次エネルギー消費量に比例する。これは経済学の基礎なんだそうだ。
一次エネルギー消費量が増えればどうしたってCO2排出量は増える。というわけで増え
続けたCO2排出量。しかし気温予測は減らし続けたケースに合致してしまった、という
のが現実。結局のところ人間に将来の気候予測なんて出来ない、ということでしょ?
どうなるかわからないことのために、汲々としてCO2削減努力をし、それで経済を委縮
させて景気を悪くしてどうするんだろう?というのがオイラの感想である。これが日本の
景気が好調でみんな幸せなのであれば、CO2削減も大いにやれば良い。でも今はそんな
場合じゃないでしょー。とまあそんな風に思う今日この頃なのである
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