炎の一手！（３）

「藤井聡太炎の一手！」最後を飾るのは、これは相当スゴイ手です。将来本に載ることは
絶対間違いないっすよこれは。我が家のボナンザ先生もこの手は「見落とし」ましたから
ねー。コンピュータも見落とす絶妙手ってどんだけだよ。一生に一度はそんな手指してみ
たいもんだよねえ

将棋は３月１０日の新人王戦、相手は大橋貴洸四段。藤井四段とは同じ日にプロ入りした
「同期」になる。角換わりから最近流行っている、後手から先攻する作戦に出た藤井四段
だが、大橋四段が上手く応対し優勢になった。しかし藤井四段も端に嫌味をつけて反撃。
左図の局面が１１４手目というのだから大熱戦である

ここから大橋四段が▲９三桂成△同角▲９四歩（右図）とした。桂を成り捨てて角を殺す
三手一組の好手順、のように思えたが次の一手を見落とした敗着となってしまった。まあ
でもしかし、次の一手はコンピュータでも見えなかったんだからしょうがないんじゃない
かな。偶発事故にでもあったと思って諦めるべきではないか（笑）

つうわけで今回は答えは書かずに次の一手問題ということにしちゃおうかな。藤井四段の
実戦譜２５局、戦型内訳は角換わり１１局（１０勝１敗）、対振飛車８局（６勝２敗）、
矢倉４局（４勝０敗）、相掛り２局（２勝０敗）。やっぱこれだけ見ると対藤井には振飛
車が有効？という気もしてくるよねえ。藤井同士の一局とか見てみたいよな

さて藤井四段の次の対局は６月２日、棋王戦予選決勝、相手は澤田真吾六段である。勝て
ば本戦トーナメント入りがかかる大きな一番である。今のところ発表は無いようだが、当
然ニコ生かアベマで動画生中継するよな？しなけりゃアホだろ、視聴率爆取れ間違い無し
なんだからやらなきゃハドソンでしょ。というわけだから絶対中継しなさい（命令）