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mixiユーザー(id:17119814)

2017年05月18日13:37

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亡国の海軍(41)

榛「前回まで書いた通り、第一次世界大戦でのユトランド沖海戦は、その後の戦艦設計に
  対して大きな影響を与えました。防御の固さだけでもダメ、速さだけでもダメ。この
  双方を両立させないと、これからの海戦で勝てる戦艦にはならないということです」
霧「そしてこれは戦艦建造コストが一気に跳ね上がる事に繋がったの。防御力を強くする
  ためには装甲を厚くする必要がある。当然使用する鉄鋼の量がどんと増えます。そし
  て重くなった艦を速く動かすためには、強力なエンジンを開発しなければならない」
金「新エンジンの開発というのは、現代でも飛行機とかレーシングカーとかでもわかるよ
  うに、莫大なコストがかかりますからネー」
比「戦艦建造コストが飛躍的に増大したため、このまま世界各国による戦艦建造競争が続
  いて行けば、主要海軍国は国家財政が破綻してしまうと予測されたのです」
榛「それを避けるために、あの有名なワシントン海軍軍縮条約が締結されることになるの
  ですが、それはまた後で詳しく触れることにして、私達金剛型への影響についてです」
霧「イギリスの巡洋戦艦に範を取った私達なので、ユトランド沖海戦の結果は非常に重大
  でした。その結果近代合改装を行うことになったのです」
金「ただしこれまで語ってきた、ユトランド沖海戦の分析結果が広まるまでには相当な時
  間がかかってマス。日本海軍が既存戦艦への近代化改装を行うことを決定したのは、
  1920年を過ぎてからのことになりマース。このときには既に扶桑型、伊勢型、長
  門型も完成した後だったので、当時最新鋭だった長門型以外は改装されていマース」
比「この近代化改装は1艦ずつ行われていきました。最初に榛名が1924年から192
  8年までかけて改装され、続いて霧島が1927年から1930年までで改装されま
  した。次に金剛お姉様が1928年から1931年までで改装されました。そして最
  後に残ったワタシは、ワタシは・・・うわああああん(泣)」
金「ひ、比叡どうしたのデスカ!急に泣き出したりして!気をしっかり持つのデース!」
榛「うう、可哀想な比叡お姉様・・・これというのもワシントン海軍軍縮条約の更新版と」
  して1930年に締結されたロンドン海軍軍縮条約のなせるところだったのです」

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2017年05月18日 16:30
    過渡期と言うのは新旧どちらかに悲喜こもごもの事態を招きますね。

    まあ、全体の方向性を保つためには仕方ないとも言えますが。

    ただ、スポーツの世界に見られるように(水泳、テニス等)、特定の
    出っ張ったヤツを邪魔する目的で規制の変更を狙うことも多い。

    ムカツク話ですけど。

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