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mixiユーザー(id:17119814)

2016年09月20日09:38

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日露戦争(37)

三「実は第3回目の旅順閉塞作戦は、陸軍部隊の遼東半島上陸を助ける目的もあった」
榴「5月5日から遼東半島付け根部分に第二軍が上陸。海軍の作戦は失敗に終わったが、
  この上陸作戦が妨害を受けずに済んだため、海軍の作戦を成功と見る向きもあるな」
歩「陸軍はここに上陸してどうするつもりだったでゲスか?」
榴「陸軍の狙いはロシアのヨーロッパサイドから延々と続く、鉄道を制圧することや。画
  像はこの当時、ロシアが敷設していた鉄道を示したものや。赤い部分がそれや」
三「シベリア鉄道のチタから東清鉄道というのが、満州を横断してウラジオストックまで
  伸びているのがわかる。そして途中のハルピンから旅順までの南部支線もあった」
歩「この鉄道をそのままにしておいたら、ロシアはいつでも増援部隊を鉄道でワンサカと
  送り込めますナ。満州の支配権はこの鉄道がある限り、ロシアのものと言って良い」
榴「そや。そんなわけでこの鉄道をそのままにしておくわけにはいかん。もっともそんな
  ことはロシアもわかっとって、日本との戦争になればこの鉄道を狙ってくるから、鉄
  道沿いの要所要所に軍事拠点を築いておったんやで」
歩「まずはその拠点を潰していかなければいけませんな」
三「最初の攻撃目標は、日清戦争でも戦いが繰り広げられた金州じゃ」
榴「ここは南に大連湾、北に金州湾があり遼東半島でも特に陸の部分が狭い地域。ここを
  制圧されると、大連や旅順は完全に孤立する。もちろんロシア側もそれは百も承知」
歩「金州市の南、ちょうど海と海に挟まれた箇所に南山という山がある。ロシア軍はこの
  山を要塞化しておりマシタ。ここを落とせば大連と旅順は孤立させられる」
三「というわけでここで激戦が繰り広げられることになる。鴨緑江渡河戦などあくまでも
  小手調べみたいなもの。ここからが正念場。日露戦争最初の本格陸上戦闘と言える」
榴「日本の第二軍司令官は奥保鞏大将。この人は薩長ではなく、豊前小倉藩出身で維新時
  には幕府方について戦っていた。通常そんな経歴では明治の軍隊では、出世できない
  ものなんだけど、それでもアイツだけは別、という感じで周囲から絶大な信頼を得て
  いたという人やった」

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年09月20日 12:40
    分かりやすい図面ですね。

    路線図そのものが初めてみるものだけど、ここまで簡略化してあると
    スッと頭の中に入ってくる感じ。

    奥大将という人は、敵方出身でも出世できたのか。
    指揮能力以上に人格が認められたということですね。

    会社なんかでは、味方のはずの人間でも信用出来ないやつがいる。

    信用できる人は眺めているだけでも満足感が貰えますよね。

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