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mixiユーザー(id:17119814)

2016年03月30日12:56

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軍艦史(53)

スクリュー式蒸気船の性能を確かめるため、イギリス海軍はある実験を行った。同程度の
排水量で、同じ馬力の蒸気機関を装備した2隻の船、片方が外輪船で片方がスクリュー船。
この2隻を競わせたのである。色々な条件下でレースをしたが、いずれもスクリュー船が
勝利。最後に綱引きを行わせたところ、スクリュー船が外輪船を引っ張って2.8ノット
の速度で航行した。これで外輪船とスクリュー戦の優劣の決着はついた。

この実験が行われたのが1845年3月。早速イギリス海軍は、1809年に建造された
帆走戦列艦エイジャックス号に、蒸気機関とスクリューを取り付ける改修を行った。イギ
リスのライバルフランスも、戦列艦の蒸気船への改造を行う。

これを皮切りに英仏で蒸気軍艦の建艦競争が始まった。アメリカやロシアもこれに倣う。
だいたい1850年くらいが境目で、蒸気船が増え始める。例として「黒船」のペリー艦
隊の旗艦「サスケハナ」は1850年に竣工した、外輪式蒸気船である。艦隊中の「サラ
トガ」は1843年竣工の帆走スループである。

まあ当時の蒸気船はほとんどが、機帆船である。機帆船というのは、動力機関を備えた帆
船という意味だ。風の無い時や、小回りが必要な時、戦闘中など素早い動きが必要な時に
蒸気機関を使う感じである。

で、シノープの海戦が行われたのが1853年。これ以降は主力艦はいままでのような木
製じゃヤバイ、ということになった。鉄板でガードを固めた装甲艦というのが登場してく
る。またそれとは別に、帆船時代の臼砲艦、快速を生かして近寄り、臼砲で攻撃して逃げ
去るという船。帆船よりスピードの出る蒸気船なら、もっと効果的じゃね?という考えか
ら、そうした艦も作られた。これを「砲艦」と呼ぶ。

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年03月31日 05:23
    サスケハナには下田で乗りましたよ。
    まあ、観光用の湾内クルーズですけど。

    小さな港内を一周するだけなんで、観光客同士もシラケた感じ。

    ところが港湾の外海への入り口近くで波にググッと乗り上げた。
    観光客一同『オオーッ』
    一気に連帯感が生まれたのでした。

    ああいうのが面白いですね。

mixiユーザー

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