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mixiユーザー(id:17119814)

2016年03月20日12:00

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大砲(33)

大砲の素材について書いておこう。大砲の砲身は、内部で多量の火薬を燃焼させるため、
強い衝撃と高熱にさらされる。そのため砲身の材質はかなり強いものが必要だ。一番最初
は木が使われた。丸太をくりぬいて砲身とした。

しかし木材にそれほどの強度は無い。使用できる火薬の量も限られてくるし、砲身はほと
んど使い捨てに近い。次に使われたのが錬鉄である。錬鉄の板を複数枚合わせて筒状にし
て、鉄製のタガを嵌めて締め上げて補強する。

この方法で作られた砲は熱には強いが、砲身の強度が不足し、ガス漏れも起こるため、弾
丸スピードが高速な砲は作れない。やがて鋳造技術が発達すると、鋳鉄による一体型砲身
が作れるようになった。しかし鋳鉄は硬いけれども脆い。発射時の衝撃で亀裂などが生じ
やすい。そこで鉄よりも粘り強くて硬さも併せ持つ金属が求められた。

そこで登場したのが青銅砲である。青銅は銅とスズの合金である。純銅は柔らかいが青銅
にすると硬くなる。衝撃にも強い、というわけで青銅を材料とした鋳造による大砲が主流
となっていった。銅は鉄よりも重い金属だが、青銅は壊れにくかったので、鋳鉄砲よりも
砲身の厚みを薄くできたので、むしろ軽量な砲を作れた。

しかしながら銅は希少な金属であり、通貨などにも使われるから価格が高い。豊富に銅資
源が入手できる、スペインやイタリア、日本などでなければ青銅砲は高価なものになる。
可能であれば安価である鉄で作った方が、軍の装備としては望ましかった。

鋼鉄製というのが最良の方法だが、鋼鉄の製錬や加工技術は19世紀になるまで、それほ
ど発達しなかった。19世紀の後半になってやっと鋼鉄製の砲は実用化される。

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年03月21日 00:08
    日露戦争頃に青銅製の砲が使われたとか。

    しかし初速とか、連発性がイマイチとか書いてあった。

    私のは「坂の上の雲」からの知識だから、あてにはならないな。

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