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mixiユーザー(id:17119814)

2016年03月17日09:50

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大砲(32)

18世紀までの大砲は、運用上の違いから3つに大別できると思う。まずは要塞砲、沿岸
砲のように砲台に固定されているもの。動かす必要が無いから、大型重量級の臼砲やカノ
ン砲が使用される。当然威力も大きくなる。ケースによっては、戦場に運ばれて使用され
ることもある。籠城している敵を攻略する場合などだ。

2つめは艦載砲である。艦載砲も船に固定されていて、設置後は動かす必要が無いから、
大型化は可能だ。しかしあまりに重くしてしまうと、船の機動力が悪くなる。要塞砲ほど
大きくはできない。また臼砲はほとんど無くカノン砲ばかりである。実体弾の運動エネル
ギーで敵船体を破壊するため、必然的に弾速の速いカノン砲が用いられる。

3つめが野戦砲だ。砲架車に載せて運搬する砲であるから、軽量小型になる。その分は数
で補う。そうなると、量産のしやすさ、使用砲弾の融通のしやすさ、という点から砲の仕
様を策定することが重要になってくる。フランスでは17世紀以降、ド・ヴァリエール・
システムやグリボーバル・システムといった、砲の仕様制定が進んだ。

この当時の大砲は一部例外はあるものの、ほぼ全てが前装滑腔砲であった。つまり砲口か
ら弾を込める、ライフリングされていない砲であった。ライフルをきる技術はあったが、
前装でライフリングされていると、弾込めが非常にやりにくい。

小銃のときもこれで苦労していたわけだが、砲弾がとても重い大砲では、その苦労もさら
に大変になる。ライフルの効果は確かにあるが、ちょっと受け入れられないというわけで
あった。そんなわけで19世紀になるまでライフル砲というのは普及しなかった。

銃でもそうだったが、砲においても19世紀というのは重要な技術革新のあった世紀だ。

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年03月17日 14:03
    重いものを高速で敵にぶつけると効果が有る。
    しかし、その分自分も苦労する。

    厄介な話です。

mixiユーザー

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