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mixiユーザー(id:17119814)

2016年03月08日10:11

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ライフルド・マスケット

ここまで紹介した銃はいずれもスムースボア、つまりライフリングが施されていない銃で
ある。銃身内部にライフリングを刻むのは、弾丸射出時に高速回転を与えることで、ジャ
イロ効果による弾道安定効果を得るためである。

この原理は意外と古く、15世紀には既に発見されていた。しかしながら、ライフリング
を施された銃は普及しなかった。それには2つの理由がある。まず一つ目はライフリング
を銃身に施すのは、技術的に高度なものが求められたこと。近代以前の加工技術では、砲
に比べ小口径の銃身にライフリングを刻むのは、難しいものがあった。

もう一つには、ライフリングによって弾丸に回転を与えるには、弾丸の直系をほんのわず
かライフルの溝に食い込ませる必要がある、ということである。弾丸がすっぽりと収まる
直系では、発射時に十分な回転は与えられない。

当時の銃はすべてマズルローダー、つまり銃口から弾を込めるマスケット銃だったから、
こういう弾丸を込めるのは相当大変であった。銃の口径よりもわずかとはいえ、大き目な
弾丸を無理やりにでも押し込まなくてはならない。

仮にこの2つの問題をクリアしたとしても、当時の黒色火薬だと燃焼時に煤などが多く出
る。これがライフルの溝にこびりつくため、何発か撃つと機能しなくなってしまう。この
ような問題点があったため、ライフル銃が大々的に普及することは無かった。

それでも弾道安定のメリットは大きいため、ライフル銃を使う人が居なくなることは無か
った。ただ加工が難しいので、当然高価になる。なので下っ端歩兵まで行き渡ることは無
く、貴族などの上位階級の人間が使っていたようだ。こういう銃をライフリングされたマ
スケットということで、ライフルド・マスケットと呼ぶ。

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2016年03月08日 10:33
    我々は子供の頃からテレビなどでライフルが当たり前だった。
    逆に先込め銃のほうがビックリだった。

    当時、初めてライフルを見た人達は感動したんでしょうね。

mixiユーザー

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