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2015年07月30日07:58

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夏のエネルギー特集(10)

原発行政を推進してきたのは自民党。その自民党の中でも安倍政権というのは最も熱烈な
原発推進派である。その安倍政権が定めたエネルギーミックスであるから、原発ゼロにな
るなんてことは無いだろうとは思っていた。

しかし現状、何の工夫もせずに原発の比率を依然とさほど変わらない20%台まで戻す、
なんてことができるとも思えない。今回の発表の中にも、原子力発電に向けた改善案とい
うのが盛り込まれている。それはどういう内容か。

項目は5つあって、軽水炉の安全性向上、安全な廃止措置、放射性廃棄物の処分、核燃料
サイクルの推進と廃棄物の減容化・有害度低減、国際協力の下での中長期的な取組、の5
つだ。

まず一つ目の軽水炉の安全性向上。項目の詳細としては「更なる安全性向上に向けた高温
環境下でも溶融を起こしにくい燃料等の研究開発」なんて書かれている。メルトダウンを
起こしにくい燃料を開発しようということのようだが、軽水炉の危険性って前にも書いた
通り、水を使っていることに起因しているものがほとんどだから、これだけじゃ全然足ら
ないと思うんだけどな。

次が安全な廃止措置。「福島第一原発において、燃料デブリ取り出しに必要な遠隔操作ロ
ボット等の研究開発」「一般の廃止措置を安全かつ円滑に進めるための技術の維持・発展」
とある。しかし強烈な放射線下で誤動作を起こさないロボットなんてそう簡単に作れると
は思えないな。

3番目の放射性廃棄物の処分。これは原発最大の問題の一つでもともとわかっていたもの
だが、解決策を出せないままずーっと先送りにされてきたものだ。

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