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2015年07月29日07:38

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夏のエネルギー特集(9)

ロシアをヨーロッパから除外したとすると、ドイツがヨーロッパ最大の石炭産出国という
ことになる。確認されている埋蔵量でもヨーロッパで最も多い。しかし、ドイツの石炭は
99%以上が褐炭なのである。いわゆる低品位炭であるのだ。

ドイツは電力の半分を石炭火力に頼っている。褐炭をガンガン燃やして電気を生み出して
いるのだ。褐炭は前にも書いた通り不純物が多い。水分だけならまだしも、硫黄分だとか
窒素化合物なんかも含まれているので、公害のもとになる。さらにドイツの褐炭はウラン
やラジウムといった放射性元素も含まれているということで、出てくる煙が放射能を帯び
ている。そのため脱原発宣言をしてからのほうが、ドイツ国内の放射線量が上昇している
という事態になっている。

こういう公害になる物質は規制されているので、排出される際にフィルターなどで除去さ
れるわけだが、すべてを除去できるわけではない。このためドイツでは酸性雨の問題が深
刻である。ドイツ名物のシュバルツシルト、「黒い森」と呼ばれる大森林も年々その面積
が縮小してきているという。

日本の誇るクリーンコールテクノロジーの出番、という感じであるがしかし。ドイツ人と
いうのは根っからの人種差別主義者であり、有色人種など心の底から軽蔑している民族で
ある。口が裂けても「日本さんその技術教えてよ〜」などとは言えないのだ。

まあそんなわけでドイツはこれからも国内の低品位炭をガンガン燃やしていくだろうし、
それによって酸性雨や放射能はどんどん増えていくだろう。森が消えるだけならまだしも
農業生産にも悪影響が出るだろうから、食糧事情も悪化してくるだろう。

自前で日本のような高効率発電技術を生み出せるか?今のドイツは技術力低いからどうだ
ろうねえ。

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