mixiユーザー(id:17119814)

2015年07月27日06:04

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夏のエネルギー特集(7)

火力発電の効率というのは、発生させた熱エネルギー量と、熱から発電された電力の変換
率で求められる。この分野では、石炭と天然ガスの両方において日本は世界最高である。
特に石炭については、他国を大きく引き離してダントツである。

石炭火力については、1970年代に作られた老朽化力で効率36%程度。現在の最新型
では41%である。天然ガスは、天然ガス火力が作られ始めた1980年ごろは38%く
らいだったのが、最新型のコンバインドサイクル発電では54%まで上がっている。

さらに現在、もっともっと効率を高める技術が開発中である。石炭だとIGCC、IGF
C。天然ガスではGTCC、GTFCといった技術が開発中。うーん略記号で記されても
さっぱりわかんねえ(笑)

天然ガスから行ってみよう。GTCCというのはガスタービンコンバインドサイクルの略
だ。GTFCはガスタービン燃料電池複合発電。GTFCだと発電効率60%〜70%ま
で行けるんだそうだ。石炭は、IGCCというのが石炭ガス化複合発電で、IGFCが石
炭ガス化燃料電池複合発電となる。IGFCまで行くと55%の発電効率になるそうであ
る。同じ発電量なら消費燃料がそれだけ減らせるわけなんだから大きいよな。

火力は燃料の輸入コストもかかるし、二酸化炭素を排出することも問題視されているよう
なので、評判は良くないがどのみち数十年の間は火力発電が主力であり続けることは間違
いないのである。それならば、効率を高めて少しでも燃料を節約することが重要だ。日本
貿易赤字削減にも役立つし。

何事も「モッタイナイ」の精神が重要だな。

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