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2015年07月25日09:44

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夏のエネルギー特集(6)

日本以外のエネルギーミックスはどうなっているか?ちょっと見てみよう。まずはアメリ
カだ。アメリカは石炭火力38.3%、天然ガス火力29.5%、石油火力0.8%、水
力7.0%、原子力18.7%、再生エネ5.8%。

次に原子力大国フランスだ。フランスは石炭火力3.9%、天然ガス火力3.9%、石油
火力0.8%、水力10.5%、原子力76.0%、再生エネ4.9%。次は脱原発宣言
をしたドイツ。ドイツは石炭火力46.1%、天然ガス火力12.5%、石油火力1.2
%、水力3.4%、原子力16.0%、再生エネ20.9%。

以上は全て2012年のデータであるが、これでわかるのはフランスの原子力大国っぷり
と、ドイツの石炭への依存の大きさ。アメリカも石炭が1位である。ただし日本と比べた
場合、3か国とも共通しているのは石油火力が1%前後しかないということだ。日本では
15%くらいあるわけだから、日本だけが異様に高いことがわかる。

なぜ石油火力が他国で少ないかというと、コストがかかるからである。石油は非常に便利
なエネルギー源であり用途が幅広い。ガソリンや灯油などを考えればすぐわかる。いっぽ
う石炭や天然ガスは発電用途がメインである。調達の際の競争率がダンチである。

日本も2030年に向けては石油火力を2〜3%までに減らすとしている。その分は石炭
と天然ガスに回るわけだ。再生エネに力を入れたとしても、そんなすぐには火力を無くせ
るわけじゃない。資源のほとんどすべてを輸入に頼っている日本にとっては、火力発電の
燃料をいかに節約するか、が経済面からしても重要である。

それには発電機の効率をアップすることが重要なポイントになる。

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