mixiユーザー(id:17119814)

2015年07月23日21:30

66 view

夏のエネルギー特集(4)

2013年度まで、つまり2014年3月までは住宅に太陽光発電装置を取り付けると、
補助金が貰えた。今はもうその制度は無い。補助金制度によって太陽光発電はかなり増え
たと思われる。また、固定価格買い取り制度というのも再生エネの促進に役に立ったとい
えるだろう。

固定価格買い取り制度は最初の3年間は価格が高めに設定されていた。いわゆるボーナス
期間といっても良い。2012年から始まったので、2014年度までがボーナス期間で
あったわけだ。2015年度からは、新たな買取価格が設定されている。

それによると、これまでの太陽光発電偏重といった感じの価格制度ではなくなっている。
これまでは太陽光発電は全量を電力会社が高めの価格で買うことを義務付けられていた。
これによって住宅向けの太陽光発電装置設置の促進に役に立った反面、金儲けのために、
空き地などをメガソーラーにしてしまう業者が後を絶たなかった。

こうした電気を買い取ることは電力会社にとっても大きな負担となり、電気代が値上がり
し続けた。こうした太陽光発電バブルが終わったことは喜ばしいことだと思う。ただし、
それによって再生エネ導入に大ブレーキがかかってしまっては困ったことである。

2015年度から改訂された価格制度を見ると、太陽光は有利ではなくなっている。その
代わりに浮上したのが水力、地熱、バイオマスの3つである。その理由は、太陽光は天候
に左右される不安定な電源であり、こうした電源ばかりが増えてしまうと電力供給全体が
不安定化する。そこで再生エネの中でも安定性の高い水力、地熱、バイオマスを重視する
ことにしたのだという。

0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年07月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る