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2015年07月18日08:57

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ジニ係数

貧富の格差を数字で表現するものに「ジニ係数」というものがある。これについては、複
雑な計算式があり、やれローレンツ曲線だのとか小難しい理論が多くてわかりやすく説明
するのは困難だ。

ぶっちゃけ乱暴にまとめてしまうと、ジニ係数は最小値0から最大値1で、小さいほうが
格差が少ない。0.4を超えると社会には不公平感が強くなって、デモなどが頻発すると
言われている。0.5とか0.6とかになると、いつ暴動や革命が起きても不思議はない
というレベルだと言われているものだ。

このジニ係数、日本は0.336。一応ボーダーラインの0.4よりは低い数値になって
いる。アメリカは0.378だ。各地で暴動に近いデモが頻発しているブラジルは0.5
を超えている。低いほうの代表は北欧諸国で、フィンランドなんかは0.2未満である。

さてそんな中、中国は?実は中国は係数の算出に必要な統計情報を出さないので、公式に
は算出不能である。しかしながら、多くの研究者が独自に統計値を予測し、それをもとに
係数を出している。それによると中国は0.6オーバーだ。つまり革命が起きないのが不
思議、というレベルまで達しているのである。

ジャスミン革命によって打倒されたエジプトのムバラク政権と同レベルなのだ。さすがに
共産党上層部もわかっているのだろう。綱紀粛正に力を入れてはいるが、それ以上に反共
産党勢力の摘発、弾圧を強めている。日本で言う安政の大獄のようなもんか。しかしなが
ら、弾圧によって抑え込むことはできないというのが歴史の教訓だ。

いずれ共産党政府は倒される日が来るだろう。

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