mixiユーザー(id:17119814)

2015年07月17日09:21

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格差

人間は2つに分かれる。支配する者と支配される者だ。民主主義国家においてはこの構図
は当てはまらないだろう、と思われるかもしれない。確かに政治的には当てはまらないか
も知れないが経済的にはどうか。

現在の世界は資本主義に覆われている。資本主義体制では、資本家=支配する者であり、
それ以外の人は支配される者になる。世界の富の99%は世界の人口の1%にすぎない富
裕層によって握られているという。つまり経済面では人口比1%の支配する者と、99%
の支配される者という構図になっているのが現在の世界だ。

この資本主義に対するカウンターイデオロギーとして共産主義が登場したわけだが、何の
ことはない。共産主義では1%にも満たない共産党上層部とその取り巻き連中が、富の大
半を独占してしまっていた。資本主義のほうがまだ、自己の才能によって富裕層に成り上
がることも可能である分マシ、と言えるような状態だった。

資本主義は全体が成長している間はさほど大きな問題は表面化しない。格差はあっても、
全員がどんどんと豊かになっていくから社会的不満が噴き出す余地が少ない。しかし現在
の日本のようにほとんど経済成長が止まってしまった国では、格差に対する不満というの
が出てきやすい。

しかし、まだ日本の場合は中産階級が多い。一時期は「国民すべて中流」なんて言葉もあ
ったくらいである。現在最も格差がひどいと思われるのが、共産主義国家である「ハズ」
の中国である。共産党上層部とその取り巻き連中が富を独占しており、それ以外の国民は
高額の私有財産の所有も認められていない状況だ。党の「おめこぼし」に預かれる人たち
のみが大金持ちとなって、資本を支配している。名目上は共産主義でありながら、アメリ
カ以上に貧富の格差が大きい、超資本主義社会になっている。

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