株価

ギリシャの件は世界の株価にも影響を与えている。日本でもアメリカでも株価が急落した。
しかし株価の急落が最も激しいのは中国だ。上海総合指数という中国の代表株価指数があ
るが、ここ数か月でものすごい下落をしている。

これにより投資家は大損害を受けていて、国家的大問題になってきているという。政府は
株価テコ入れを実施しているようだがまったく効果はない。中国株には人民元建ての市場
と米ドル建ての市場があって、人民元建てよりも米ドル建てのほうが下落幅が大きい。と
いうことは外国人投資家が売り浴びせているということになる。

これが中国経済崩壊の前兆か？というとそうでもないだろう。上海総合指数のチャートを
見ると、昨年の暮れあたりから異常なまでの上昇を見せている。昨年９月では２２００く
らいだったのが、今年の６月には５１００くらいまで上昇している。現在は３５００くら
いだ。個人的には完全にマネーゲーム相場になっているように見える。

もちろん中国の経済事情が良くないことは間違いない。株価が暴騰したのも、不動産バブ
ルが弾けてしまったので、個人の投資マネーが株に流れたためだと言われている。中国人
というのは非常に嫉妬深いので、誰かが株で儲けたと聞くと、自分も株で儲けなければ悔
しくて我慢ならないんだそうな。

まあそんなわけで見境なく買い漁っていったわけだろう。ユダヤ人なんかのハゲタカ投資
家からすれば良いカモだわな。ちょっと釣り上げてやれば、後から後から入れ食い状態で
ある。さんざん株価を上げておいて利益確定に動いているんじゃないか。

上海株価はまだまだ下がりそうだ。財産を失った市民による暴動で政府転覆、なんてこと
になれば楽しいけどな〜