情報システムを支えているインフラの中でも重要なものの一つがデータベースである。あ
たり前のことであって、情報システムというのはなんらかのデジタルデータを取り扱うも
のだ。そのデータを管理しているのがデータベースなのであるから、重要でないわけがな
い。メインフレームの時代からデータベースはあったわけだが、オープン系システム、わ
けても分散型システムが台頭してくるに従って、「データベース・サーバー」なるものが
多く用いられるようになった。
データベースサーバーはデータの管理に特化したソフトウェアであり、アプリケーション
に対しデータアクセスの手段を提供する。現在主流となっているのはSQLと呼ばれる、
「問い合わせ言語」によるアクセス方法だ。
こうしたデータベースサーバー製品はいくつかあるが、何と言っても最も有名なのはデー
タベース界の巨人オラクルである。それとマイクロソフトのSQLサーバー、IBMのD
B2。商用の製品ではこんなところが有名どころ。そして基本的に無料で使用できるオー
プンソースの製品。MySQL、PostgreSQLといったところが代表的なものだ。
そしてこのデータベース周りをどう作るか?というのは、そのシステムの良し悪しを決定
的に左右する要素だと言って良い。いくらアプリケーションロジックが良くできていても
データの読み込みや更新がおっそ〜〜〜いのでは、糞システムにしかならない。
オイラも長年ITエンジニアをやってきたが、いわゆる「ダメなシステム」のダメ原因で
最も多かったのがこの「データベース周りの実装のまずさ」である。ということで自身の
再勉強も兼ねてデータベースに関してちょっと書いてみたい。
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