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2015年03月28日09:00

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海老(15)

タイショウエビは天然物のエビとしては最も漁獲量の多いエビだということだ。現在では
養殖もののエビに押されて影が薄くなってしまっているけど、オイラも子供の頃はエビフ
ライは大好物だったし、さんざんお世話になったエビということなんだろうな。

さて残りの2種は純輸入物だ。一つ目はバナナエビ。体色がバナナのような色だからこん
な名前がついている。オーストラリア、東南アジアからペルシア湾にかけての海域で獲れ
るエビで、タイショウエビと良く似ていることから、タイショウエビの名前で売られてい
ることも多いという。味もどっこいどっこいだそうだから、別に良いだろ?という意見も
あるだろうがやっぱり気に食わない。異なる種なのであるから、やはり正確な記載が必要
だと断言する。100%ガチガチの理系人間としては絶対に譲れないところだ。

このバナナエビは東南アジアやオーストラリア、インドなどで養殖されたものが輸入され
てくる。輸入エビの中ではやや値段が高めのエビであるようだ。というわけで、もう一つ
の輸入種テンジククルマエビ。この名の通りインドで多く獲れるエビである。体色が薄い
グレー、つまり白っぽい。この体色から英名はインディカス・ホワイト。この英名のほう
が和名よりも通りが良いため、市場では英名で売られているかあるいはタイショウエビの
名で売られている。だから市場でタイショウエビというのは、本物のタイショウエビとバ
ナナエビとテンジククルマエビの最低3種類はあるということだな。

エビの養殖は今や世界的産業になりつつある。テンジククルマエビも例外ではない。この
エビ塩分濃度が高い海水でもへっちゃら、ということもあってアラビア半島の砂漠地帯で
の養殖が盛んになりつつあるという。砂漠地帯で外海と隔たれた養殖池を作るとどうして
も塩分濃度が普通より高めになる。そのため高い塩分濃度への適合性の高い種じゃないと
養殖できない。というわけでテンジククルマエビが増えつつあるのだという。

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