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2015年03月23日07:25

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海老(12)

続いてはサルエビ属。日本で流通しているのはこの属の中ではサルエビだけのようだ。サ
ルエビもいわゆる「小エビ」の一つであり、日本では小エビの中の代表格となっている。
このエビもクルマエビ科の例に漏れず、西日本で多く獲れるエビである。

大阪では小エビ全般を「とびあら」という名前で呼んでいるが、このサルエビがとびあら
の中の代表と言っても良い。大阪ではとびあらの天ぷらあるいはかき揚げというのが、府
民に親しまれている料理であると言う。

温暖な地域にしかいないクルマエビ科の中で最も北まで居るのがこのサルエビであるとい
う。太平洋側は三陸海岸まで、日本海側は北海道南部までサルエビが居ると言うことだ。
北海道出身のオイラはしかしこのエビは聞いたことがない。だいたい北海道でクルマエビ
科のエビとかほとんど見ない。クルマエビ科のエビは塩茹でしたほうが美味しくなるので
寿司なんかも茹でエビで出てくる。

ところが北海道の寿司屋でこの茹でエビなんかまず出てこない。生の甘エビがほとんど。
だから、オイラは東京にきて寿司を食ったときエビが茹でてあるのを見て驚いた記憶があ
る。でも天ぷらや、焼きエビは確かにこっちのほうが美味いと思った。

サルエビは小エビとして最もポピュラーなものであり、例えば名古屋で有名な天むす、つ
まり具としてエビの天ぷらを入れたおむすび。これにもサルエビが最も多く使われている
という。ただし、天むすは発祥は三重県であるらしい。何かに書いてあった。ふーん、で
三重県って何処?

まだ成長していない小型のサルエビはタイなどの釣り餌としても販売されていると言う。

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