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2015年03月01日15:02

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軟体動物(2)

軟体動物のトップバッターは貝にもイカ、タコにも属さないアメフラシだ。貝、イカ、タ
コ以外の軟体動物で食用とされているものはそんなに多くない。ウミウシの仲間では大型
種のアメフラシ。それと多板綱という「複数枚の殻を持った貝」、つまり巻貝でも二枚貝
でもない貝「ヒザラガイ」の仲間。この2つに限られるようだ。というわけでまずはウミ
ウシの仲間であるアメフラシから行く。

このアメフラシ、磯遊びをしていれば割りと普通に見かける動物である。海沿いの地域で
は食用にすることもあるという。一番有名なのは島根県の隠岐である。その他房総半島の
南部とかでも食べるようだ。調理法によっては結構いけるらしい。

30センチほどにもなるアメフラシだけど、ほとんどが水分なので煮たり焼いたりして調
理すると、体積は10分の1くらいに縮まってしまうという。その分固くなる。歯ごたえ
はまるでゴムのようだという。なんかとてもじゃないが美味そうには思えないが、隠岐の
あたりでは醤油とみりんなどで1時間ほど煮込んで食べるそうだ。

そうすることで柔らかくなり、味もしみてくる。ちょうど山梨あたりで珍重されている、
アワビの煮貝のような感じに仕上がるんだとか。ふーむそいつはすごいじゃないの。アワ
ビの煮貝なんて高級品だしさ。浜に行けば普通に居るアメフラシで同程度の美味さになる
ならお得じゃないの。

しかしどうやら、アメフラシは地方によってはフグと同じ毒を持つこともあるとか。食べ
る海藻によるらしい。なのでアメフラシを食べる習慣のある地方のものじゃないと危険だ
ということだ。

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