「ティエリー・トグルドーの憂鬱」を観る。
非情なリストラに遭い、50歳を過ぎての就活もままならない中年男性を主人公に、格差と分断が進み、ごく普通の人々ですら尊厳を持って生きることが困難になった現代社会の不条理を静かに見つめていく。
これまた凄い作品を観てしまった。
リアルすぎて納得すると共に、今の世の中の問題や不条理さを感じた。
自分に合った仕事って何だろう。
生きるためには仕事をしなければいけない。
そこに家族の存在があるのならなおさらに。
しかしその仕事が遠回しで人の命を奪うきっかけになっていたとしたら。
ダンスや面接など必要ないようなシーンがとても効いています。
フランスの映画ってやっぱり辛辣ですね。
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