お〜、いきなり寒くなりました!
…風冷たく、道行く人は冬衣装です。
ケヤキの落ち葉が歩道に降り積もりはじめました。
…今が美しい紅葉もじきに茶色に縮れて枯れてしまうでしょう。
ああ、この秋が過ぎてしまう前に、ここいらの紅葉、黄葉のポイントを見ておかなくては。
あ、本格的な冬物を出しましょうね。
…けっこう運動する人なので、汗をかきます。こまめに体温調整しなくては風邪をひきます。
車椅子の友人は、すっかり施設になじんで暮らしています。
・・・いろいろあるだろうが、それは他の入所者もおんなじで、彼女は賢い人だから、その辺の事情は察することができて…シャバで一人で悲痛な思いで頑張っていた時よりも、はるかに耐え易いのではないだろうか。
養護老人施設の淋しい年寄り、哀しそうな年寄り、体が辛くてたまらない年寄り。諦めて死んだような年寄り。
…でも彼女は強い人。(ナプキンたたみの人も強い人。人生を投げてないもの。)
…とてもきちんとした方だから、自分の領地はベッド周りの小さなスペースだけでも、相変わらず、整然と暮らしておられる。
誰かの助け無しでは、引き出しの出し入れだって、すぐ頭上の棚のモノをとるのだってできないのに。
穏やかになられた。…同室のトロイおばあさんにとても優しい。(ナプキンたたむ人のこと。)
ね、誰か一人、仲良しができると居心地は全く違うと思うの。
…そのうちに、透き通るように消えてゆきそうな気がする。
まだ彼女のお兄さんが郷里で存命で、幼少から障害者だった彼女のことを気にかけておられるそうだから、…順番を守るために、その方が逝くまで、がんばってくれるのではないかなあ。
…こうしてみると、ただ、好きな人に会えるだけでサイワイなんだ、と思います。
おたがいにただ、生きていることを何となく確かめ合うだけだが。
会えなくても、気になる人がいて、どこかで普通に暮らしているらしい、と、そうした噂だけでも感慨深いものですよね。
一人で、施設で亡くなったお母さん…命日が近いな。
ま、あれからすぐに後を追って逝った弟がいるし、ずっと前に逝った父親とも落ち合ったなら、淋しくないわね・・・
そのうち、私の中で引導を渡さなくては。私が別れを納得した時に。
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