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2020年10月13日00:10

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間もなく解体になる神保町ビル別館(旧・相互無尽会社)&神保町〜秋葉原散歩

神保町界隈も古い建物が次々となくなっていき、現在残る数少ない戦前の建築である「神保町ビル別館」が近日中に解体着手になるという情報を耳にし、今日は休みだったので見に行ってきました。
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このビルは、白山通りと靖国通りが交差する神保町交差点の南西、さくら通りという細い通り沿いにあり、旧・相互無尽会社として1930年(昭和5年)頃に竣工し、その後は所有者が銀行に代わり(いくつかの銀行を転々)、最後は小学館不動産の所有物になっていたそうです。
関東大震災後の昭和初期の近代建築に多く見られるアールデコ調の5階建てで、昔はこの辺のビルの中でも高い方だったかと思いますが、両隣のビルが高いことやこのビルの敷地自体が狭めということもあってか小さく見えますね。
そして、今の建物だとガラス張りだったり四角い窓ばかりですが、この建物は1階部分にアーチ型の窓や装飾を施した窓が使われており、最近の建物にはないデザインがいいですね。
また、外壁は昭和初期の鉄筋コンクリート造の建物ではよく使われていたスクラッチタイルを使用しています。
建物の内部は閉鎖されているので入ることはできませんが、ドア越しにいかにもこの時代の建築らしい緩やかなカーブを描く階段があるのが見えました。
解体は当初9月からとなっていたようですが保存するか否かで判断を迷ったようで若干遅れていて、解体を躊躇ったというのであればそこで一転して保存とか解体の当面延期という方向になってくれたらよかったのですが、結局は来週にはついに囲いが設置され解体に着手してしまうという情報もあります。
また、隣の空き地は最近まで駐車場だったようですが、現在は工事の囲いがしてあります。これが神保町ビル別館の解体に関連したものかどうかは確認できませんでしたが、最近の傾向を見るとまとめて更地にして新たに大きいビルを建てようとしているのかもしれません。
神保町ビル別館を見終えた後に周辺を散策したところ、すぐそばにも靖国通りに面して古い建物がありました。矢口書店と古賀書店が入居する建物で、調べたところこちらも1928年(昭和3年)築で木造3階建ての看板建築でした。
角地に建っているので一方向ではなく二方向が看板の造りになっていて、こういうタイプは比較的珍しいそうですね。
隣の篠崎運送店の建物もおそらく同じくらいの時代と思われます。
また、ここにはオブジェとして置いているものなのか実際に駐輪中のものなのかは分かりませんが、1980年代前半に売られていた折り畳みバイクのホンダ・モトコンポが置いてありました。ナンバーがついていたので今も現役で稼働中かもしれません。
その後は神保町の交差点に出たところ緑に覆われた木製のベンチがあり何だろうと調べたら、これはミスト付きのベンチだそうで、夏は上からミストを噴射していたそうです。
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交差点を渡ってから数少ない戦前の建物である一誠堂書店を見て、その後に周辺で食べるところを探したらちょうど裏に有名な喫茶店の「さぼうる」があり、12時前で混み始める前だったのですかさず入りました。
さぼうるは「1」と「2」がありますが、「食事はさぼうる2へ」と書いてあったのでさぼうる2のほうに入りました。
案内された地下の席はかなり暗めの照明ですが、木の内装だったり昔の赤い公衆電話があったりとレトロ感満載な雰囲気がいいですね。
ランチメニューはいくつかありましたが、ポークしょうが焼きを注文。ライスとスープがついて850円です。味は可もなく不可もなく的な感じですが、生姜焼きは結構肉厚なところがいいです。
また、食べている最中に気付いたのですが、周りの客の多くが食べているランチメニューのスパゲティがみんな大盛りで「?」と思ったらどうやらこれが標準のようで、やはり男性客はスパゲティを注文する人が多いようです。
一方で、2つ隣のテーブルにいたフランスに行った怖いお姉さんもとい指原莉乃みたいな人(相方は男の娘ユーチューバーのぎんしゃむみたいだった)は、やはり定食を食べていました。どうやらこの店でがっつり食べたい場合は定食よりもスパゲティのほうがいいらしいですね。
その後は書泉グランデなどに立ち寄ってから秋葉原方面へ歩いて移動。書泉グランデの裏の細い路地も渋い感じの飲食店街で、ここも何かと気になる店が多いですね。
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秋葉原方面に向かう途中では、まず太田姫稲荷神社に立ち寄りました。
元々は現在の場所ではなく御茶ノ水駅前にあったそうですが、昭和初期に駅拡張で現在地に移転したとのことです。また、ここは比較的最近に社殿などが建て替えられていますが、昔はもう少し境内が広かった気がします。
そして神社前の歩道にはクスノキの大木がありますが、さらに昔はここも境内だったのでしょうか?
次いで本郷通りを渡ったところ、ビルの片隅にある小さな祠が見えてきて、稲荷神社かと思ったら淡路町観音堂でした。そして、ここの坂の名前も観音坂です。
その後はワテラスの前や昌平橋を通って秋葉原に到着。
講武稲荷神社前を通過するとその先はメイドカフェなどが沢山ある界隈で、1本後ろの通りには篠田麻里子とMay J.を合わせたみたいなメイドにメニューを投げつけられるツンデレカフェや西野カナ系メイドに「ご主人様が出棺しま〜す!」と物騒なことを言われる店がありましたがともに潰れ、経営者が同じかまでは分かりませんが今は別のメイドカフェに変わりました。もうその手の店には長いこと行っていませんが、結局今日も行きませんでしたね。
最後は秋葉原を適当にぶらついてから帰路につきました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/7052525.html
(2)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/7052579.html
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