mixiユーザー(id:1700503)

2019年09月18日21:02

262 view

深読みし過ぎなのだろうか

■新聞投稿「1円玉の悲しみ」が話題 75枚払い、店員に「営業妨害」といわれ立腹
(弁護士ドットコム - 09月18日 10:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5792559

本文が読めるアドレス https://togetter.com/li/1405175

つぶやきでも書いたのだけど、自分はこの話、行間に色んな想いがあるんじゃないだろうかと感じている。

もちろん、このお年寄りが悪いところもあるだろう。
態度如何ではお年寄りに一方的に非があるという意見にも頷ける。
このお年寄りが横柄な態度で臨んだのなら以下の私の意見は撤回するが、店員の言葉遣いにも気になるところがある。

何千円かと75円。1円玉で75枚を支払う。
もちろん店員側からすれば面倒でもあるし、他のお客様を待たせることにもなるだろうし、受取拒否したとしても文句を言われるいわれはないだろう。

広い店に何人かの客、手間はかけるが、それほど大きな迷惑にもなるまいと思ったのか。そこで横柄に取り出したのか、申し訳ないが頼みますという体で出したのかには、大きな違いはあるだろう。

そうして取り出したお金にたいして、おそらく自分よりは若いだろう店員に眉根を固くして「営業妨害です」と言われてお年寄りが傷つくだろう可能性を店員は考えただろうか。
「次からはお断りします」、明確な一言で分かりやすい。ただ気遣いはない。

彼らの了見になかったのは「老人の気持ち」ではないだろうか。
『自分たちの都合でいるといわれたり、不要だ、もう相手にしない』、高齢化社会の中でかつてのように大事される機会が少なくなった老人の悲哀がありはしないだろうか。
「1円玉」に自分が重なって見えたのではないだろうか。
そんな気がしてしまう。

確かに高齢者の数は増え、かつてと同じわけにはいかないだろう。
しかし、統計の数字を外してみれば70歳は70歳の80歳は80歳の一人の人間には変わりない。
時代は便利に豊かになり、代わりに心が貧しくなった。そういう話ではないだろうか。

「1円玉の悲しみ」を、若い店員に言葉をぶつけられる時代遅れの「老人の悲しみ」と読み変えることは出来ないだろうか。

これを深読みといわれてしまえば返す言葉はない。横柄な老人が目立つ世の中になったところもあるだろう。
ただ、言葉の言い回しなどいくらでもなるだろうに、不躾な言葉をぶつける店員が正しいとも、自分には思えないのだ。

驚いたことにざっと見た限りだが、お年寄りに否定的な意見ばかりが目に付く。
「営業妨害」「お断り」、はっきり言ったほうがいい世の中かもしれない。

しかし、この言葉遣いに違和感を抱かなくなっていることに危機感を感じる。
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する