夜の静寂に さえずるブラックバード
折れた翼で 飛ぶことを学ぶ
これまでずっと この飛翔のときを待っていた
夜の静寂に さえずるブラックバード
そのくぼんだ瞳で 見ることを知れ
これまでずっと 自由になるこのときを待っていた
飛びなさい ブラックバード
飛べよ ブラックバード
薄暗い闇の中 光をめざして
1968年6月11日にEMIスタジオで、ジョージ・マーティンとジェフ・エメリックを交え、レコーディングされた
ポールがアコギ(マーティン D-28)で弾き語るという構成で録音され、全32テイクの中から最後のテイクが採用
スタジオのサウンド・ライブラリーから取り出した「クロウタドリのさえずり」をオーバーダブして完成
アコギでの、ツーフィンガー奏法によるアルペジオと、指弾きによるストロークとの中間的な演奏が聞け、3弦開放音(G音)が通奏的に鳴り続けているのが特徴
スリーフィンガー奏法で演奏されているようにも聞こえるが、実際には親指と人差し指で演奏されている
曲を通して入っている打楽器のような音は、ポール自身の足のステップ
歌詞は、女性を「鳥」になぞらえて「傷ついた翼のまま、闇夜の中にある光を目指して飛んでゆく」などと描写した内容
ポール本人は「黒人女性の人権擁護や解放について歌った内容」と言っている
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