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2020年10月22日11:31

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岡崎城下騒然!5万円バラマキと「康宏・康浩」因縁対決の怪

 以下の話の前半にではなく、後半の二代続くドラマにこそ私の興味はある。 

 愛知県では、去る18日開票の岡崎市長選挙で、自民・公明・立憲・国民・連合愛知の実質オール与党推薦の内田康宏氏(67歳)を、衆議院議員の経歴はあるものの市長選は初挑戦の新人・中根康浩氏(58歳)が、約10万対7万の差で勝利したことが話題になっている。

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 その勝因は何かというと、端的に言って勝者が掲げた「コロナ禍で苦しむ市民に一人あたり5万円の給付金を支給する」という公約にあるとみられる。
 究極のバラマキ政策だが、選挙違反などの違法性はない。しかし、その実現の可能性の問題は残る。

 岡崎市民一人あたりに5万円を支給するに要する金額は、193億円超になるらしいが、その金額をどこから捻出するかだ。
 それを実現するには市議会での承認が必要となるが、上にみた選挙事情からして、議員数37名の内、与党とみられるのはこの選挙を側面支援した共産党の2名のみである。
 どんな裏付けがあってこの公約を出したのかよくわからないが、実現はかなり難しいと思われる。

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 が、私の興味はそこではない。その決定は岡崎市民に任せるとして、例によって変なところに注目してしまったのだ。
 上の両者の氏名をよくみてほしい。康宏(内田)と康浩(中根)と字こそ違え、音読み(やすひろ)やローマ字表記は同じである。
 もちろんそんな偶然はよくあることで、これもまたそうした偶然のなせる技だろうと最初は軽く考えていた。

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 しかしである、中根とは果たしてどんな人物かをWikiで調べてみたら、とんでもない事実に行き当たった。この名前の裏には、内田・中根両家の共感・共振の歴史が潜んでいたのだ。
 まずは、なぜ中根が康浩と名付けられたのかについて、Wiki は以下のように記述している。

 「父親の中根薫は1960年代初め、岡崎市青年団体連絡協議会長として青年団活動に力を入れていた。その過程で、県議選への出馬を目論んでいた愛知新聞社社主の内田喜久を知る。内田に心酔した中根薫は1962年に生まれた子供に、内田の長男・康宏の名前をとって『康浩』と名付けた」

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 そうなのだ。この二人の名前の音読みの一致は、偶然ではなかったのだ。その父親たちの絆のなせる技だったのだ。この父親たちは、「キク(喜久)かおる(薫)」といわれた仲だったが、1980年、内田の息子の康宏を衆議院選に担ぎ出す際に現金の授受があったとしてともに逮捕されている(最高裁まで行って有罪)。

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 今回、岡崎市長選で対決した二人は、こんな因縁の歴史を背負った二代目同士なのだ。
 さて、5万円のバラマキは果たしてどうなるのか、いささか気になるところだが、私としては、康宏と康浩の音読みの一致から、こんなことを調べてしまうという私自身に、老人性パラノイアの傾向がありはしまいかと深く懸念するところである。

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 なお、康宏と康浩の「康」の字が共通しているのは、愛知県民なら誰でも知っているように、岡崎がほかならぬ徳川家康生誕の地であるからだ。
 え?愛知県民のくせにそれに気づかなかった?
 おのおの方、これを書いている私は、れっきとした岐阜県民でありんすわいなぁ。

 
写真は家康の銅像以外は、三年前の誕生日、岡崎城で私が撮ったものである。
銅像は昨年11月に公開された日本最大級といわれるものだが、私自身は未見。
 







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