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2019年11月13日16:35

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なんやかんやで初めての沖縄 第一日

 なまじっか沖縄の凄惨な歴史を戦前から知っていただけに、一度は行きたいけれど、なかなか物見遊山気分で行けない屈折した私がいた。
 そんな私を理解した上で同行してくれる友人夫妻、それに、彼の地で案内をかって出てくれた友人に恵まれ、やっと実現した旅だった。
 友人夫妻は塩皿(Shio&Sarah)組、出迎えてくれるのはオリザ・スポンタニア(おりざ)さん。

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 詳細な記事はたぶん、Sarahさんが乗せると思うので、私はサラッと写真と概要のみ。
 初日は、空港からどんどん北上して、ヤンバル(山原)地区の国頭村にある民宿を目指す。

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 沖縄で最初に撮った写真。戦後の占領期の雰囲気を今に留めるバーガー屋さん。バーガーというものを口にしたことがないので詳しくはわからないが、ここはドライブスルーともまた違い、駐車場に備え付けのボードに注文を打ち込むと、音声で確認が返ってきて、それが成立するとまもなく店員さんが注文した品を車まで運んでくれる。
 そこで食べるもよし、そのままテイクアウトもよしというスタイル。店内飲食ももちろんあるが、駐車場での購入方式は消費税が8%なのだろう。

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 ピンクの妖艶な花は、徳利木綿(とっくりきわた)といい、幹がバオバブのように徳利型で、花が落ちて実になると、なかが綿状であることからきた名前だという。以後、ところどころで目撃した。

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 経度の違いで日没が遅いのだが、それでもそこそこ黄昏れてきて、海に落ちる夕日を目撃する。海面を染めてその赤色を強め、やがて、薄ぼんやりした闇へと誘うこんな夕日は、海無し県の岐阜では決してお目にかかれないものだ。

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 やがて、日もとっぷり暮れた頃、峠を越えて目的の集落・安田(あだ)の民宿へ到着。
 民宿も今やホテル顔負けのものもあると聞くが、ここはいろいろな意味で由緒正しい「The 民宿」といった感が濃厚である。

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 その一つが、酒類は客が勝手に持ち込むのがルールで、宿には置いていないということ。それを知らず、何も持ってゆかなかった私たちのために、宿の主人がオリオンビール二缶を差し入れてくれた。
 夕餉は写真通りで、みたとこ質素だが、刺身の鮮度は抜群で、煮魚の大きさも半端ではない。魚は二種類あって(その統一感のなさも面白い)、私が食べた赤い魚は通称オジサンというらしい。髭があるからということらしいが、それもホントかどうかわからない。
 もう一方の魚の名前も聞いたが、忘れてしまった。
 白身系だがどこかほんのり南国の魚といった味わいがあって、それが甘辛系の煮汁と調和していて美味かった。
 小鉢の煮物なども未経験の美味しさだった。

 食後のおしゃべりのうちに第一日は無事終了。酒類がやや足らなかったが、それもご愛嬌。
 さあ、明日から南下しながらの多彩な旅が始まるぞ!
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