mixiユーザー(id:1682634)

2005年11月23日18:40

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スキルアップの方法論

別に卓上ゲームや武術に限った話ではないのですが、スキルアップの方法というものについて少し考えてみました。

よく言われるのが、定跡や型が既に確立している分野における「守破離」です。システムを知った後に、まずは定跡を覚え、次いでそれらにアレンジを加えてその特性を学び、やがて自らの境地を得るというものです。この方法は、変な癖が付くこともなく、ある程度までの上達が確実に見込めます。ただし、定跡から離れることができないとそこで成長は止まります。

それに対して、システムを知った後に、定跡を覚えることなく、特性を学んでいく方法もあります(相手が充分にスキルある人であることが必要です)。定跡形になったときには弱いですが、乱戦には強いです。確実に強くなれる保証はありませんが、最終的には最強になる可能性を持っています。

スキルアップの方針はこれら2つが典型だろうと思います。どちらが優れているかは、そのジャンルやテーマによりけりです。また、どのレベルを目指すかによっても違うと思います。


そういえば、学校の勉強において「解いたことのある問題だけは全て解ける秀才タイプ」と「どんな問題でも一定確率で解ける天才タイプ」とがいませんでしたか?
おおざっぱに言えば、積み重ねの少ないうちは天才タイプが有利となり、受験などの定跡の定まった勉強になると積み重ねてきた秀才タイプが有利となり、そして、定跡の定まってない研究では天才タイプが有利となり、ルールの定まった企業では秀才タイプが有利となり、定跡の定まってない経営では天才タイプが有利となります。
スキルアップの方法論も、このタイプ差に似ています。
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