お店やサークルの客層を考えるに、少数派AがCDと共存できず、多数派BがDと共存できず、多数派CがAと共存できず、少数派DがABと共存できないときには、AとDを諦めるのが最善解となります。
例えば意識低すぎるDはご遠慮してもらえばいいし、意識高すぎるAはCがいるだけで来なくなります。
興味深いことに、意識高すぎる人の意見に従ってCとDに遠慮してもらうといつかAは来なくなります。なぜなら、Aから見ればBが新たな意識低い客層となるからです。だから、AB対CDの二分法で考えるとやがてA対Bの二分法になり、しばしば矯角殺牛となります。外野が陥りやすい思考の罠です。
さらに興味深いことに、その意見を言った意識高すぎる人は「正しいことを教えてあげてる」と教え魔になってるので、CまでもがDであるかのように大げさに批判するだけでなく、矯角殺牛となっても責任をとろうとしませんし、意見に従わなければ悪しき例として経営者を罵りはじめます。
望ましい客層というのはBCDAの順です。そして、意識高すぎる外野はそもそも客ですらありません。現状を知らずに伝聞や極例や想像を根拠にして正義を語る外野はとても迷惑です。だから、外野はあまり強い言葉を遣わない方が良いでしょう。
経営者が耳を傾けるべきは意識高すぎる人の意見ではなく意識高いBの意見です。先の例なら、意識高すぎる人がなんと言おうともご遠慮してもらうのは意識低すぎるDだけに留めるべきであって意識低いCまで含めてはなりません。
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