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2017年12月08日19:45

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朝鮮半島を中国が支配したら(仮想戦記っぽい何か)

今日は太平洋戦争の開戦を記念する日です。正の歴史であれ負の歴史であれ、そこから何かを学ぶのは私たちの歴史を紡ぎ続ける為にも重要なことだと思います。

さて世界の歴史から学ぶに、砲撃や爆撃や略奪や占領や海上封鎖や不平等条約や属国化などによって私たちの自由や財産や社会が被るダメージはなんとしても最小に抑えなければなりません。それはあらゆることより優先される大原則です。その為の手段として私たちの社会は長年にわたって政治や軍事や経済や法律などを整備しつづけてきました。

★日本と米露韓北中

地理的に日本を攻撃可能な国家は米露韓北中の五か国です。日本を含めた六か国の間にはそれぞれ何らかの外交問題が存在します(例外は露韓間ぐらいでしょうか)。日本を軸にそれらの問題を眺めてみます。

・【米国】…基地問題や貿易問題などの問題はありますが、強固な同盟関係が確立されており軍事的な対立はほとんどありえません。

・【ロシア】…ロシアの太平洋艦隊による北海道侵攻の可能性はほとんどなくなりました。北方領土問題がいまなお存続しており、ロシアは海外の企業を誘致することなどで実効支配を更に固めています。経済協力の見返りとしての返還を餌にされることもありますが、実際に返還される見込みはほとんどないでしょう。この問題によって私たちの社会が追加ダメージを被る可能性はほとんどありません。

・【韓国】…慰安婦問題や竹島問題が何度も蒸し返されてます。韓国側の捏造(加害者のすりかえ)が国際的に知られるようになってきましたが、これらのカードは何度でも韓国国内で再利用され続けるでしょう。これらの問題を煽っている勢力は当然に日本国内でも離間工作を図っているはずです(この点において在日韓国人問題も忘れてはなりません)。なお、自衛隊がなかった当時とは状況が違うので、対馬侵攻に対しては十分に奪還が可能です(つまり侵攻リスクは少ないということです)。

・【北朝鮮】…日本国内の朝鮮総連関連の問題はほとんど終結しています。いま問題となっているのは、北朝鮮の核ミサイルです。北朝鮮の立場では先制攻撃するわけにもいかないので(そもそも北朝鮮が核保有国となる目的のひとつは、膨大な通常兵力を削減し経済成長を図ることだろうし)、米国による攻撃に対する報復攻撃として米国の同盟国である日本や韓国を狙うケースぐらいでしょうか。数年後の開戦であれば、複数の都市が核攻撃に晒されるでしょう(だから米国や日本は早急な開戦もやむなしと考えてます)。

・【中国】…現在のリスクとして、南シナ海あるいは尖閣海域に端を発するシーレーン危機があげられます。ただし現時点では海軍力の整備を優先しているようなので、急激にハイリスク化する可能性は低いでしょう。また、数十年後のリスクとして「朝鮮半島を支配した中国による日本海の実効支配」もありえます。そのシナリオは私たちの社会にとって致命的です。

★朝鮮半島を中国が支配したら

それでは「朝鮮半島を中国が支配したら」について考えてみます。

日露戦争の原因から学ぶことができるように、朝鮮半島に強力な空海軍が配備されると日本海のほとんどと日本海側の都市の多くが攻撃可能範囲に入ります。本州は円弧状になってるので、防衛力を効率的に配備するのは非常に困難です(朝鮮半島に防衛力を配備できればいいのですが、現代ではそうもいきません)。
また、尖閣海域と異なり大量の小型艦艇の展開も予想されます。適切なハイローミックスができてない自衛隊ではコスト的に対処が難しいでしょう。
中国による日本海の実効支配を維持する為に、領土問題や歴史問題を再燃させた日露離間工作が図られるでしょう(日韓離間工作と同様です)。中国の観点では、日本を利用してロシアを制するよりもロシアを利用して日本を制する方が国益にかなうであろうと思います。また移民を利用した日本国内の世論操作も強化されるに違いありません。
・更に将来を考えれば、日本海と東シナ海を結ぶ要衝である対馬が新たな目標とされるでしょう。中国の立場で考えれば日本の本土を侵略するメリットはほとんどないので、本土上陸の可能性は低いと思います。

このシナリオを考慮すると、朝鮮半島を中国が支配するよりも緩衝地帯として北朝鮮や韓国やロシアが支配してた方がまだマシだろうと思います。ぶっちゃけ、核と空海軍を持った中国が朝鮮半島を支配するよりも核を持った北朝鮮が朝鮮半島を支配する方がまだマシということです。

★半島支配を阻止するには

中国が日本海を実効支配してから対応するのは非常に困難です(もちろん中国の経済的自滅によってシナリオが停滞する可能性はありますが、あくまで停滞でしかありません)。シナリオ開始を阻止する為には「中国による朝鮮半島支配を未然に防ぐこと」か「日本の同盟国である米国の軍事力が朝鮮半島に存在し続けること」が必要になります。現実的には後者によって当面は阻止できる筈ですが、念のために前者について考えます。

中国が朝鮮半島を支配するプロセスとしては「第二次朝鮮戦争に参戦し、戦後の分割統治で東海岸を得ること」か「北朝鮮の内部崩壊に乗じて侵攻しそのまま居座ること」が考えられます。北朝鮮との国境地帯に中国軍が集結している理由は難民流入阻止だけではないでしょう。
参戦できない日本に講和会議における発言権はありませんが、戦後の朝鮮半島東側をアメリカか統一韓国かロシアに統治してもらう工作はしなければなりません(ロシアの参戦を支持する密約もありかもしれません。ロシアを支持する対価も見込めますし)。そして、戦争が勃発しなくとも北朝鮮の内部崩壊は時間の問題です。内部崩壊のタイミングは中国が握っているであろうので(中国による開戦の場合、米韓が参戦する時間的余裕はないでしょう)、日本にとってはあまり望ましい展開にはならないでしょう。

よって、私たちの社会が戦争の惨禍に再び見舞われないようにする為には「米国による超短期決戦」が最善となります。悲劇ではありますが…
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