今年三冊目はやはり志ん生師が出て来る本です。
「今はむかしの噺家のはなし」宇野信夫著 河出文庫
池袋西武の古本まつりで買い求めた本です。
TBSの落語研究会のプログラム書いたものを一冊に纏めました。
それに著者の好きな江戸小咄が掲載されてます。
中に「ももんがぁ」が有りました。
私が江戸小咄から肉付けして軽い一席にしました。
「初演の会」で口演した後 山野楽器の若手の落語会でも口演しました。
これもなにかの縁だと思い黄金週間の扇蔵さんとの二人会で遣らせて貰います。
志ん生師が三語楼門下で甚語楼といった時代のエピソード満載です。
著者の橋場時代の話で蝶花楼馬之助(小西万之助・俗にゲロ万)
桂文都(のちに土橋亭里う馬・黒柳吉之助)
春風亭柳楽(のちの可楽・麹地元吉)
橘ノ百円(先代円太郎・有馬寅之助 この人は良く楽屋で会いました)
と云う方々が良く出て来ます。
この本 鎌倉雪ノ下の古本屋「芸林荘」の出店で始めて知り安かったので買いました。
宇野先生の本は青蛙房で出した戯曲集も持ってます。
一幕物が落語に成り安いですね。
著作権を持っているのが息子さんで落語化はお値段の関係で無理です。
やはり生きている内に許可を得た方が良いですね。
そう言う意味で大野桂先生や榎本滋民先生に許可を得ていて良かった!
と、思います。その内 新作だけの独演会をヤマノミュージックサロン・池袋でやるかも?
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