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2019年01月21日10:25

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リクエストに応えて

先日 個人的に「初演の会」へ行けないのでせめてプログラムが見たい。
と、云うメールが来ましたので今年のプログラムは此処を利用させて貰います。


A面

題字:初演の会
時:平成31年1月11日(金曜日)
於いて:落語協会二階
木戸:1500円 学生&役者:1000円

B面

ご挨拶                          鈴々舎 馬 桜

明けましておめでとう御座います。今年の「初演の会」はこの三人(馬桜・一刀・
たま平)の同人で開催致します。私はボケ防止の為に講釈根多の「お富与三郎」を
連続で口演させて貰います。頭が固くなって来てるのと、新しい事に挑戦してれば
惚け無い!。と云う先人からの教えです。勿論 稽古量を増やしていかないと覚え
られなく成って来たのも事実です。
周りから、そんなに覚えてどうするの? と訊かれますが「ボケ防止です!」応え
ております。秋が来ると古希を迎える一年を精一杯で無く、八分目くらいで乗り切
りたいと思っております。

一刀は、そのブログを読むと「ラーメン」が大好きな様です。落語も同じくらい、
嫌それ以上に好きになって貰いたいと思っております。真打までの道のりはまだま
だ有りますが努力を怠る事をしなければ素敵な落語家さんになれそうです。私自身
もまだ彼を良く理解しておりませんが、根は真面目な様ですので、五代目・小さん
の剣道と落語も同じで「守破離(しゅはり)」*師匠の言う事を良く守り、その後
その殻を破り、師匠から離れて自分の芸を確立する。この精神で言うなら今は、と
リ合えず「守」を重要視して貰いたいと思っております。素敵な先輩達に沢山稽古
して貰って演目を増やして貰いたいと思っております。

たま平は子供の頃から知っていますので、あの子がこんなに大きくなって二つ目に
昇進したのは、それだけで嬉しかったです。師匠で有り父親の正蔵が背中で弟子を
引っ張ってこられる落語家に成りたいんです。と云う事を良く言っております。
難しいですが、今の正蔵は出来てる様な気がします。この言葉の意味を良く良く吟
味して師匠の落語に対する姿勢を見習って貰いたい。と思っております。子供の頃
から踊りを稽古してますので、私が教わって【稽古屋】【猫の忠信】【七段目】ら
所作がきれいに出来無いと無理な噺を移していくつもりです。おそらく七月辺りに
「鳴り物入り噺特集」も考えております。

どうぞ温かい目でおめまどろき所は寛容の心を持ってお付き合い下さい。

C面

噺のはなし

|、宿題三題噺                       林 家 たま平
*日めくりカレンダー・百回目の勝利・田村邸切腹 この三題を一席に纏めて口演
致します。どうなりますか? 今回は落語家になって始めての挑戦です。こればっ
かりはアドバイスも出来ません。お楽しみはこれからだ!

|、時そば                         春 風 一 刀
この噺を知らない落語ファンはいないと思います。兄弟子の三朝に稽古して貰った
そうです。五代目・小さんの十八番でした。細い蕎麦と太い蕎麦の音の出し方を直
に先輩が口演しているのを楽屋へ戻って来てから駄目出しをしているのを脇で聞か
せて貰いました。そしてこの噺のポイントを自分で調べてお金と時刻が面白い味わ
いを出しているのが解りました。根多卸しが終わってからアドアイスをするつもり
です。それは三朝が丁寧に教え上げも厳しくしたと思うので、口演する前にとやか
く言うのは礼儀に反します。

|、長命                          林 家 たま平
お正月でもあり、初回の「初演の会」でもあるので縁起を担いで演題表記も「長命」
となります。寄席でも初日や真打昇進の披露興行だと楽屋帳にはこの書き方です。
柳家さん喬に稽古を付けて貰ったそうです。覚えてから他の落語家さんのこの噺を
聴く事を勧めました。先ず基本をきちんと守りそれから破へ行く道です。彼のキャ
リアでは当然です。私の世代で売りにしてたのは、談志・円楽の二人でした。私も
先師・談志から教わりました。その大元の小さん直系から習ったのですから、基本
中の基本です。ここから色を付けるのは何度も高座に掛けてからです。

|、お富与三郎・弐                     鈴々舎 馬 桜
前回の続きです。粗筋は高座でお話致します。発端を聴いたのは始めてです。と大
勢のお客様に言われました。講釈師も最近はこの噺を高座に掛けて無い様です。
東京かわら版の情報覧にも日本橋亭の楽屋帳にも記載がありません。昔の本牧亭の
在った頃なら金襖(きんぶすま・大名のお家騒動)や世話物・三尺物(侠客)と色
色と一日で聴けたのですが、今更ながら寄席が一軒無くなると伝承して来たものが
根底から崩れる様な気がします。これはそう言う意味で言えば生世話(きぜわ)の
傑作です。これから噺が進むに連れて色恋・殺しとどんどん難しくなって来ます。
*文中敬称略


D面 (裏面)

☆如月・初演の会
時:2月2日(土曜日)
  開場:17時30分 開演:17時30分
所:落語協会二階 03−3833−8563
木戸:1500円 学生&役者 1000円
お問い合わせ&ご予約
電話:(事務局):090−8567−2302
メール::baorin@reireisha.com
番組
|、宿題三題噺    春 風 一 刀
|、お富与三郎・参  鈴々舎 馬 桜
|、死神       林 家 たま平
|、新聞記事     春 風 一 刀
*月初めに「初演の会」は、始めてです。
三人が土曜日に揃うのはこの日しか無いので・・・。


☆第三回・小きんと馬桜の落語道場
 時:2019年2月20日(水曜日)
  18時10分開場  18時30分開演
場所:ヤマノミュージックサロン・池袋
   030−3980−3003
木戸:前売り&当日・2000円 各種割引有り 学生&役者 1000円
予約申し込み:baorin@reireisha.com
番組
|、二人でトーク    馬桜・小きん
|、つるつる       馬桜
|、ねずみ穴       小きん

以上が、正月の「初演の会」のプログラムです。
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