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2017年12月06日09:49

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勘三郎丈を偲ぶ

昨日は18世・中村勘三郎丈の祥月命日でした。
色々な思い出があります。

京都の祇園・先斗町でお座敷遊びにお付き合いさせて貰ったり。
江戸では、松葉屋の座敷で老妓から、15代目(羽左衛門)や六代目(菊五郎)の話を一緒に聞きました。
初演の髪結新三や、中村座で見た【九段目】の話で場が盛り上がって事をぼんやり思い出しました。
岳父に習った,戸名瀬。仁左の本蔵:孝太郎のお石:橋之助(現・芝翫)の由良之助。
皆それぞれにお手本が良かったので、素晴らしい舞台でした。
何年か後、初代の菊五郎が演じて今の藤十郎が遣っている、戸名瀬から由良之助に替わる。
そんなのも遣ってみたい・・・と、言っていました。
七段目の由良之助も、テレビで「元禄繚乱」の大石蔵之助を遣ったので、出来そうな手応えが・・・。
いっその事 藤十郎さんが遣った忠臣蔵七役(師直・由良之助・与市兵衛・定九郎・勘平・平右衛門・戸名瀬)は?
と、振ったら「えっ 見てるの?」と訊かれ「はい 大阪の文楽座まで見に行きました」
と、応えたら「歌舞伎の決死隊だね!?」と言って呉れました。
これは、落語の【蔵前駕籠】の中の台詞『女郎買いの決死隊』の本歌取りです。

【文七元結】で、始めて長兵衛を遣るに当たって、色々な落語家の噺を聴き直したそうで、
志ん生師の仕舞いの決め台詞「ぶんしちもといのいっせきで」あれはどうなの?
一応 私は「もっとい」と習いました。と応えました。
志ん朝師も、きちんと「もっとい」と言ってます。と付け加えたら・・・。
あれ、なんなんだろうねぇ〜? と最後まで「失敗」とは言いませんでした。
心根の優しい方だってんですね。

改めてご冥福をお祈り致します。
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