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2015年03月12日09:23

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3月 歌舞伎座・夜の部 感想

3月9日 三階 1列38番で観劇

通し狂言 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

四幕目 車引(くるまびき)

梅王丸:愛之助   上々半吉 隈がもう一つ
松王丸: 染五郎  上半吉  声の幅の無いのが良く解りました。
*海老蔵の存在感ある松王が印象に残ってます。
桜丸: 菊之助   上々吉  声も隈も良かった。
杉王丸 萬太郎   上々吉  息の詰め方が解って来た様です。
藤原時平公 彌十郎 上々半吉 ・・・悪くは無いんですが「怖い感じ」がしないんです。
金棒引きが、竹本に合って無い歩き方でした。
歌舞伎に演出家が居ないのが・・・裏目に出ました。

 五幕目 賀の祝(がのいわい)

桜丸 :菊之助 半極上々吉 風情がある。この世代の桜丸の第一人者です。
松王丸: 染五郎  上半吉 声が枯れてました。声帯が弱いのか? 
梅王丸: 愛之助  上吉 成田屋の稚気が無いですね。
春 :新 悟    上半吉 身体のこなれが・・・まだ 勉強芝居の域です。
八重: 梅 枝   上々半吉 この世代では身体のこなしが一番です。
千代: 孝太郎   上々半吉 年齢的に姉さん女房に見えます。
白太夫:左團次  上々吉 体が大きいので、哀しみがと思いましたが杞憂でした。

 六幕目 寺子屋(てらこや)
  寺入りよりいろは送りまで
*久し振りに寺入りを見ましたが、当然です。
 この場面(ちゃり場)が在るから後の悲劇が際立つのです。
(鹿芝居でもきちんと上演しました)

松王丸: 染五郎  吉 親父さんの悪いところだけとって肝心の「肚(はら)」が無い。
義大夫を稽古して欲しい。仁左衛門の昨年 7月の印象が強いので!
着付けも、前の深緑の地では無く、味わいの無い黒でした。
武部源蔵: 松 緑  上半吉 富十郎をお手本にして欲しいなぁ〜!
戸浪: 壱太郎   上半吉 足が長いんですね。腰が高い。
涎くり与太郎: 廣太郎 上吉 声も通ったけど、まだ愛嬌不足。
菅秀才: 左 近  評価外 この人の源蔵や松王が見られるかしら・・・?
下男三助 :錦 吾 上々半吉 ベテランの味わい。ただし「天秤棒」だと鸚鵡返しとして、間違っています。
「おおこ」(上方弁で天秤棒のこと)と「おおぎ」です。
春藤玄蕃:亀 鶴  上吉 もっとべりべり出来ると思ったのですが、期待はずれ。
園生の前:高麗蔵 上吉 優等生です。
千代 :孝太郎  上半吉 厳しい様ですが、私は涙が出なかった。

昼の部の仁左の管相丞が群を抜いて良いです。
夜の部はお目付け役が居ないせいか、もう一つでした。

敬称略
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年03月12日 16:44
    「寺子屋」は相当見てるのに、「賀の祝」が初めてだったので、
    ああこういう風につながってるんだとおもしろかったです。
    「賀の祝」松王が「おにいさまを足蹴にしたな」って言いますが、
    これは負け惜しみなのか、ホントに長男なのか?
    負け惜しみっぽく聞えました。
    昼の部はこれから観るのですが、とても楽しみです。
    久しぶりに一階に降りて観ます。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年03月12日 22:24
    > mayaさま

    三つ子は、上から梅・松・桜 です。(同じ年)

    賀の祝が在ると、寺小屋の松王の台詞「桜丸が不憫でござる」が引き立つのです。(しかし 染は全然解って無かった)

    昼の部の仁左の管相丞はおそらく・・・一期一会になると思いますので、しっかり見て来て下さい。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年03月13日 00:14
    > mixiユーザー 

    上手から梅・松・桜と樹が並んでますが、それが三つ子の順番なのですね。
    道真公の舎人になってるんだから梅王が長男なのだと思ってて、
    あの「おにいさま〜」が出てきたのであれ?と思ったのでした。

    「寺子屋」だけだと、立派な身なりの松王なので、
    「桜丸が〜」とオンオン泣くのが少し「あれ?」な感じだったのですが、
    仰るとおり「賀の祝」を観ると、ああやって突っ張ってたけど松王もつらかったんだなって、
    小太郎のこと抜きでも可哀そうだなと思いました。

    昼の部はほんとうに楽しみです。

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2015年03月13日 10:43
    > mayaさま

     八代目・坂東三津五郎著「『聞きかじり 見かじり 読みかじり』 三月書房、1965年、※新版2000年 を読んで下さい。
    菅原や忠臣蔵の話が書かれてます。
    八代目の本は、凄く勉強になります。
    十代目もきちんと読んで欲しかったですね。

    それから、「おにいさま〜」で無く「おあにいさま」です。
    「あ」が入るだけで印象が違います。

    寺小屋:の松王の泣きは、自分の息子に対する泣きでは無く、同じ腹から生まれた弟への泣きの方が強いのです。
    歌舞伎だと解りにくいかもしれません。文楽を見て下さい。

    【菅原」は、私は最初に文楽の通し公演を見ました。
    忠臣蔵も千本桜も本行からきちんと見る事をおススメ致します。
    そうすると、歌舞伎のアレンジも素晴らしいことが良く解ります。

    そういえば、国立劇場の通し公演少なくなりましたね。

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