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2019年01月22日13:30

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はぐれた犬はいじけた顔をしている

捨て犬NPOから貰って来た、うちのわんこも最初はそうだった。
慣れない環境からくる不安と新しい飼い主を探さなきゃという焦燥がそんな表情をつくるんだろう。
家に来たばかりのころは、どこでもワシと連れ合いから離れないようについて歩き、殊更に自分アピールを繰り返す。これは犬の性格にもよるのだが「可愛いわんこなんで飼ってくださいね」的なものと思われる。犬によっては怯えたり、部屋の隅に逃げ込んだりいろいろな反応をするらしい。
飼い始めて一か月くらい経つと、一日中寝てばかりいるようになる。っつうか、猫でも犬でも本来そういうものなのだ。我々がトイレに行ったり、洗濯物を干してたりするくらいではついてこなくなる。安心して眠れるようになる。…ここが自分の家だと認識するわけだ。
そうなると表情は明るくなる。飼い始めたときと明らかに違うはつらつとした顔に変わるのだ。これは我が家の犬ばかりでなく、他の捨て犬を飼っている家でも同じだ。
長くて半年くらいかかることもあるけど、まったく別な犬に見えるほどに変わる。
猫は経験が無いから分からないが…犬も犬に慣れてない人にはもしかしたら表情の違いを読めないというのはあるかもしれないな…結構、劇的に変わるんだが。
うちのわんこは飼い始めてもう何年にもなるから、すっかり昔に悲しいことがあったというのは忘れて落ち着いている。銀行やコンビニ程度なら出かけてもそのまま寝ていることもある程になった。流石に外食してくると多少の文句はあるようだが。
もっとも寝てる時にときどきうなされたりしてる。昔の記憶のせいかどうかまでは分からない。
このわんこは前に飼ってたわんこより人にべったりと甘えるタイプだ。もっとも、こいつはワシがリタイアした後に飼い始めているから、連れ合いとワシと少なくともどっちかがいつも居る飼い主と言う理想状態になっているワケだけれども。

わんこを譲渡してくれたNPOは極めて厳格なルールで、飼い主は夫婦でなければならず、2人とも60歳以下、健康で入院するような持病が無いコト、家には必ず誰かが居ること、ある程度の広さと快適さのある家で、わんこの医療を受けさせられる程度の財力、国産のフードを与える程度の常識、小さな子供はいないコト。不特定多数の人の出入りがある自営業は不可。NPOへはワシが行ってわんこと対面したのだけれど、口頭で結婚してます。妻は家にいますと言ったのに、スタッフが家を見に行きます。奥様にも会えるようにしてくださいと疑り深い。実際来たしw それだけ厳しくしているのは、捨て犬だからいいだろうと気軽な気持ちで貰うという輩がいるためだという。これで更に捨てられたり虐待されたら心の傷が余計に深くなってしまうし。ペットショップではもちろん、飼い主の素性など問わないので…金銭的余裕の有無はわかるだろうけど…より飼い主の資質を問う姿勢は犬にとって良いと言える。
ちなみに小さい子供条項は、子供が病気になるなどしたときに子供優先モードになってペットがネグレクトされるのを防ぐため。人間の子供が優先されるのは当たり前、そんな状況を排除するためだ。
それ以外にも、我が家ではこれまでに似た犬種を数匹(寿命が尽きるまで)飼ってきた経験を評価された。病気での手術や寝たきり介護と最期のみとりまでを経験したことに意味がある。
更に、マイクロチップと健康管理に関するいくらかの出費、飼い始めから1年間の週ごとの写真付きメールでの報告の義務。
全ての捨て犬関係のNPOが同じでは無いが、扱う数を増やすより質の向上に労力を費やすこういう姿勢は評価できる。
もちろん、一匹でも多くのペットを救えた方がいいのは言うまでもないが…


■西日本豪雨で不明の犬、捜索続ける 福岡の愛護グループ
(朝日新聞デジタル - 01月22日 11:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5466186
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