自転車女子ロードレース、完全ノーマークのオーストリア人数学者が優勝
http://blog.livedoor.jp/rbkyn844/archives/9861480.html
・キーゼンホファーはオーストリア代表。オーストリアからはキーゼンホファーのみ。
・参加者のほぼ全員がプロチームに所属している中、キーゼンホファーは数年前に一時所属しただけ。以降は学者の方が本職で、自転車選手としては「アマチュア選手」ということになっていた。
・キーゼンホファーはスタート直後の数人の逃げに参加。一緒に逃げた他の選手は皆集団につかまったが、その逃げ集団から一人で飛び出していたキーゼンホファーは、集団の視界からは消えていた。
・キーゼンホファーはプロチームに所属していなかったため、集団内であまり顔が知られていなかった。
・そのため、キーゼンホファーが集団に戻っていない(※逃げている)ことに気づく人間がおらず、集団は「最初に逃げた集団は全員つかまえた」と錯覚して、通常のペースに移行。
・結果、キーゼンホファーは集団に気づかれることなく逃げ続けることが出来た。
・通常のレースであれば、チームが無線で選手に状況を伝えるところだが、オリンピックでは無線の使用が制限されていたため、キーゼンホファーの逃げの情報は集団に伝わらなかった。
・キーゼンホファーの逃げを気づかないまま、優勝候補本命のオランダが集団をコントロール。
・オランダが「自分たちが先頭集団である」という認識のもとに、集団の動きを封じ込めてしまったので、キーゼンホファーは集団に追いつかれることなくゴール。オランダは集団の先頭でゴールしたが、ゴール後にキーゼンホファーの存在を知って絶句した。
・集団にとって不幸だったのは、気づかずに逃してしまったキーゼンホファーが、3年連続でタイムトライアル国内チャンピオンで、あげくに山岳もこなせるという、山岳での逃げ適正の高い選手であったことだった。
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