菅首相の言葉はなぜ響かない? ドイツ・イギリス・NZ首相にみる人を動かす声の熱量
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd2fda33d5afe23d2f3d28979b03e4939c01dc6a
>際立って評価の高いのは、ドイツのメルケル首相が2020年12月9日に連邦議会で述べた演説
>「祖父母と過ごす最後のクリスマスになってしまうなんてことは、あってはなりません」
確かに、演説から2週間後のクリスマス期間にはストンと感染率と死亡率が下がっていたので、演説直後は国民も従っていたのだろう。
しかし、そのクリスマスから2週間後の1月初旬ごろになったら、(さすがにピーク時よりは多少低かったが)またズドンと感染率・死亡率が上昇。つまり、メルケルの呼びかけにも関わらず、クリスマスに集まって過ごしたドイツ人がそれなりに多かったという話。熱もいつかは冷めるということなんだろう。
>英国のジョンソン首相も、コロナ禍で発言が目立つリーダーの1人
>3度目のロックダウンを発表した演説では、沈痛な面持ちで事態を説明
>自然にあふれ出すような気持ちの発露は、言葉に程よくリアル感や真剣さを上乗せしてくれる。
で、真剣に国民に伝えたジョンソンの支持率はどうかというと、スガ総理と対して変わらず30%台。
コロナ対策が後手に回っていると批判されているスガ政権だけれども、ジョンソン政権も相当に後手に回っていて、「ここでガンバって感染者を減らして ささやかでもみんなでクリスマスを祝おう」と檄を飛ばした3日後に、「クリスマスも家に留まってください」と言い出したりして、相当に批判された。
挙げ句に、厳格なロックダウンを表明した後に、朝に公園でジョギングしているのバレて批判されている。イギリス人に「コロナでのジョンソンのリーダーシップは素晴らしいですね」なんて言ったら、変な顔されるかもしれない。
>ニュージーランドのアーダーン首相
もちろん演説も上手いのだろうけれど、初期段階に厳格なロックダウンで抑え込みに成功しているというのが、演説に説得力を与えているのだろうと。今後、南半球の夏が終わり、再びロックダウンに迫られた場合に、どうなるのだろうか。
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