本能寺の変が起きなかったら　の雑感３・改訂

・信長は重臣から度々裏切られている。おそらくパワハラ体質だったのだろう。
・しかし、当の信長は「何で裏切られたのか分からない」みたいなリアクション。恨まれているという自覚がなかったのだろう。自覚がなくパワハラしてくるのだから、ある意味でもっともたちが悪い。

・晩年は一門衆の重用が目立った信長。政治の中枢である畿内は信忠を始めとする一門衆で固めるはずで、そうなれば本能寺の変のようなクーデターは不可能だろう。
・しかし、くじ引き将軍こと足利義教の事案のように「信長を屋敷に招き寄せて暗殺し、積年の恨みを晴らす」だけというのであれば、信長本人に全く自覚がなく、警戒心も薄いのだから、成功する可能性は高い。

・もちろん、信長一人暗殺したところで、信忠が健在でありさえすれば織田家の天下一統は揺るがない。弑逆者は最終的に一族郎党皆殺しにされるだろうけれど、「恥かかされるくらいなら　相手と刺し違えて死ぬ」みたいなのが　まだウヨウヨいるのが戦国。

・だから、たとえ本能寺の変が起こらなかった世界線であったしても、信長が天寿を全うできるかどうかは分からない。