ＷＨＯのテドロス事務局長　の雑感

・ＷＨＯのテドロス事務局長は、エチオピアの元保健相で元外相。
・エチオピアは、中国による　いわゆる「債務の罠」に陥った国の典型例。
・エチオピア外相であったテドロスは、その職責上　中国の指導層との付き合いが深い。

で今回の新型肺炎で、ＷＨＯがなかなか危機感を示そうとしなかったのは、なるべく事態を大きくしたくなかったであろう中国に、テドロス事務局長が忖度していたのではないかという話。国際機関で箔をつけた後で、自国に戻って政界でもう一花咲かせるというのは　お決まりのコース。テドロス事務局長も、エチオピア政界に返り咲くつもりだとしたら、中国とのコネクションは非常に重要。忖度が働いたとしても不思議ではない。

習氏、緊急事態宣言回避に期待　WHO事務局長と会談
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54963210Y0A120C2910M00/
新型肺炎で中国からの避難は不必要、WHOが見解と新華社
https://www.afpbb.com/articles/-/3265630

もっとも、箔をつけて国に戻るどころではなくなるかもしれないが。パン・ギムンが国連事務総長をやっていたときも、国連が機能していなかったことに不満をいだいた職員からの内部告発が酷かった。ＳＡＲＳを上回る被害が出るようになれば、ＷＨＯ内でも同じことが起こるのではないか。そしてＳＡＲＳ超えはほぼ確実だろうと思う。

中国感染者、ＳＡＲＳ上回る　６０００人超、死者は１３３人―新型肺炎
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012901194&g=int