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2020年01月24日08:04

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河井克行の選挙資金 の雑感

・溝手顕正は参議院広島選挙区を基盤とする岸田派の大幹部。
・溝手は第一次安倍内閣で閣僚になったが、政権末期には公然と安倍を批判。その後も事あるごとに批判を繰り返した。
・2016年、岸田派は溝手を参議院議長に据えようとしたが、安倍に拒否されて お流れになった。

・河井克行は広島3区を基盤とする衆院議員で、形式上は無派閥だが、実態としては菅官房長官グループ。
・河合は安倍官邸からは重用されていたが、同じ広島を基盤(1区)とする岸田文雄からは嫌われていて、河合が岸田の後任として県連会長に就こうとすると、岸田の影響下に有る県議らがこれに反対して お流れになった。

・溝手が改選を迎えた2019年参議院選。従来 自民党は溝手の単独出馬の形をとっていたが、これまで溝手がWスコア以上での勝利を繰り返してきたことを理由に、党本部は「広島選挙区2議席独占を狙う」として、河井克行の妻である案里を二人目の候補として擁立。
・溝手(=岸田)は猛反発。その影響下に有る県連も、河合に非協力的であることは明白であったため、党本部や安倍晋三事務所からの応援が大量に広島入りして選挙活動を展開する。

・選挙の結果、野党が大きく票を伸ばし一位当選。河合が二位当選で、河合と僅差の三位溝手が落選。従来どおりの単独立候補であれば当選できていた溝手は怒り心頭、選挙後も何度となく執行部批判を繰り返す。

■自民本部、河井夫妻に1.5億円=参院選資金、違法性否定
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5946432

「党からの選挙資金が 県連を通さず、個人の事務所に入るのは異例」と言われているのだけれども、県連が河合の応援を半ばサボタージュしていたことを考えたら、むしろ自然な話ではなかろうかと。

で、今回の騒動も、本来だったら出てこないような自民党内部情報が出てきてしまっているので、意図的なリークが疑われるのだけれども、河井夫妻の失脚でもっとも利益を得るのは誰なのかというと、多分「あの人」。


事実上のグループ傘下であった菅原一秀・河井克行の失脚で、菅官房長官は次期総裁レースからは大きく後退。相対的に岸田政調会長が前進した…みたいな報道がされているし、実際 菅官房長官が大きく後退したのは間違いないのだけれども、岸田政調会長は本当に前進したのだろうか。

あの筋金入りに執念深い安倍総理が、総理に楯突いた溝手顕正や それを庇い立てした人間を許すとは思えないのだよなと。そのせいで政局に関わる問題になってしまったとすれば、さらに。
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