mixiユーザー(id:16600073)

2019年12月06日12:19

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死刑破棄した裁判長 の雑感

6人殺害、死刑破棄し無期懲役
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5890666

で、当然のごとく 裁判員裁判での死刑判決をひっくり返した高裁の大熊一之裁判長にヘイトが集まり、キュレーションメディア等で素性を詮索されている。

大熊一之裁判長の経歴や学歴は?東京高裁死刑判決を覆し炎上批判殺到
https://daiki-global.work/news/9914/
>真偽のほどはさだかではないですが、大熊一之裁判長は被告人を減刑することで有名な方のようですね

と書かれているのだけれども、大熊一之は地裁だったころに、木嶋佳苗によるいわゆる「婚活大量殺人」の裁判員裁判を担当していて、裁判員との100日間の審理の末に 状況証拠だけだった木嶋に死刑判決を出している人。それを、どこからか引っ張ってきた書き込みだけを根拠にして、「減刑することで有名な人」とするのはどうなんだろうかと。

木嶋佳苗の事件での裁判官だったことくらい、ちょっと検索すれば分かるはずなのだけれども、そこを取り上げているキュレーションメディアは皆無。ろくに調べずに記事を書いたのか、記事の方向性にそぐわない事実だったので、「報道しない自由」を行使したのか。よく分からない。

裁判員10年 裁判官インタビュー 東京高裁・大熊一之裁判官(2019.5.20)
https://www.sankei.com/premium/news/190520/prm1905200011-n3.html
>裁判員が加わった1審を、キャリア裁判官の高裁がひっくり返していいのかというアンチテーゼ
>1審が、生の証人の表情とか、逡巡とかためらいとか、そこも含めてトータルで証人が信用できるかどうかを判断しているのは尊重しましょうと。
>尊重はするんだけど、論理の飛躍があるとか矛盾してるとか重要な証拠を考慮してないというところがあるんだったら、生の証拠を見なくても、後から十分審査できる。その限度で控訴審は審査するんだったら、1審の裁判員制度と矛盾しないし、控訴審の役割を十分果たせるでしょうというスタンスで、控訴審はやってる

裁判員裁判の判決を 高裁でひっくり返すことへの、大熊裁判長の考え方。今回の死刑判決破棄も、そういうことなのだろうと。もちろん、被害者家族が納得できるかどうかは別として。
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