桜を見る会 地元市長でも扱いに差 「あまり可愛がってもらってなかったから」
https://mainichi.jp/articles/20191122/k00/00m/010/256000c
>安倍首相の地元・山口県下関市の前田晋太郎市長が3年連続で出席
>一方、中尾友昭前市長は2期8年務めながら1回しか出席していなかった
>中尾氏は安倍首相と地元でライバル関係にある自民党の林芳正参院議員(山口選挙区)に近い
「2期8年の市政でたった1回」とは言うのだけれども、中尾友昭が下関市長だったのは2009年3月27日〜2017年3月26日。第2期安倍政権が始まるのは2012年12月26日から。中尾の市政1期目とはほとんど重なっていないことは留意するべきだろうと。
そもそもにして、林の影響下にある中尾を、安倍が林の頭越しに「見る会」に招待できるのかというと、それは難しいだろうと。林に全く招待枠を割り振っていないというのならともかく、林にも他の議員と同様に枠を割り振っていたのであれば、中尾を「見る会」に招待するべきは 安倍ではなく林の役割のような気がする。
それにも関わらず、マスコミに対して「安倍から可愛がられなかった」と言い立てるあたり、何らかの意図は感じられるよなと。
ところで、森友のときに、同じ自民党ではありながらも、議会運営等で安倍総理を敵視していた参議院議員の鴻池祥肇が、共産党の追求に乗じる形で いわゆる「鴻池メモ」を出して、騒動をさらに炎上させようとしたことが有った。
ところが、森友問題は 自派閥の長である麻生太郎が大臣を務める財務省にまで類焼した挙げ句、鴻池事務所にも「口利き」の疑いが浮上。それが影響したのかは分からないけれど、鴻池は高齢を理由に次期選挙への不出馬を表明して、任期終了前に死去。鴻池の息子も出馬を試みたものの、県連に阻まれて出馬することも叶わなかった。
さて中尾はどうなるだろうかなと。今まで総理に可愛がってもらわれなかった分だけ、とても可愛がられてしまうのかもしれない。相撲的な意味で。
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