参院選　の雑感

■与野党、参院選へ＝７月２１日投票、増税・年金争点
(時事通信社 - 06月26日 19:01)
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第二次安倍内閣は、何かにつけて思い切って仕掛ける傾向。与党内でも「Ｗ選挙の見込みは薄い」と言われるようになったここ２〜３週間、「むしろ今こそ解散するのではないか」と構えていたのだけれども、さすがに勘ぐり過ぎだったようだ。

もっとも、何か突発的な事態、例えば２０１７年の民進党の内紛とスキャンダル露見のようなことがあれば、躊躇なく解散するとは思うけれど。


内閣支持率。いわゆる「２０００万円問題」で減らしたものの、大体は４０％くらいで安定。もしこれが民主党政権以前であれば、２０００万円発言は致命傷になったと思う。

しかし、年金問題をテコに政権を獲得したはずの民主党でも、年金問題は特に好転しなかった。どっちにしろ年金問題を解決できないというのであれば、景気が安定している安倍自民党の方がマシというのは道理。２０００万円発言が、あまり効いていないのは、そういうことではないだろうか。

せめて民主党だったうちに、自らの政権の失敗に対して　総括できていれば良かったのだけれども、グズグズしている間に党が分裂、責任の所在が有耶無耶になってしまった。それでいて民主党の流れを引き継ぐ政党名にしてしまったものだから、いたずらに民主党の負のイメージを背負い込んでしまった感はある。どうせ責任をぶん投げるのであれば、ガラッと別の名前にしてしまえばよかったのに。


まぁいちおう野党で候補統一は出来ているし、最大野党である立憲民主には　知名度の高い候補者も集まった。アンダードッグも働くだろうから、野党はある程度の結果は出せると思うのだけれども、逆に「ある程度以上」は難しいだろうなと思う。返す返す、民主党時代にマトモに総括してさえいれば…と思わずにはいられない。