mixiユーザー(id:16600073)

2018年06月17日11:17

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「外国に住む日本人」的番組の雑感

よくある「海外で生活している日本人の半生を紹介する」みたいな番組。私の見た回は「自宅に大統領が訪ねてきた女性」という話だった。

1970年代、日本に赴任していた南米の某国の外交官と知り合い、国際結婚した日本人女性。夫の母国に移住して、子供にも恵まれるが、出産して間もなく 夫が新たな赴任先である隣国で謎の事故死。突然夫を失い、途方に暮れている女性の家に、大統領が訪問。事故死した夫を「信頼する部下だった」と称え、夫に代わって母娘に暮らしの保証を約束したという流れだった。

大統領訪問を「ちょっと良い話」のように紹介していたけれど、この大統領というのは、かなり有名な独裁者。社会主義政権をクーデターで打倒して権力を掌握すると、前政権に任用されていた人物など、反乱分子になる可能性のある人物を徹底的に弾圧。たとえ、対象の人物が亡命しても、諜報機関を使って 亡命先で暗殺をするなど、かなり執拗な追求を繰り返している。

で、女性の夫はというと、女性と知り合った時期から逆算すると、前政権で任用されて日本に赴任していた可能性が高い。前政権に任用されていた人物を弾圧していた大統領が、夫を「信頼する部下だった」というのは不自然ではなかろうかと。

夫の事故にも不審な点は多くて、崖下から見つかった夫の自動車には、なぜか銃痕があったという一部報道。夫の死の一年前には、アメリカに亡命していた前政権の閣僚が、諜報機関によって暗殺されている。その辺を どう考えるべきなんだろうかと。

普段は「ほのぼの」とか「感動」路線なのに、その回だけ やたらと怖かった。
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