トランプ勝利の雑感・２

トランプ勝利から一夜。報道番組で勝利宣言の様子を伝えていたけれど、今まで「ガラの悪いオッサン」風にあてられていたトランプの声が、急に「重々しく厳粛」な感じの演技に変更されていた。テレビ局、フットワーク軽いなと思った。

もっとも、勝利宣言でのトランプは、ハイテンションで無茶苦茶言っていた今までとは違って、ひどくマトモでテンション低めだったのは確かだ。以前から言われていた通り、今までが選挙用のパフォーマンスで、これがトランプの素なのか。それとも、本当に当選するとはトランプ自身思っていなくて、予想外の展開に途方に暮れているのか。

なぜかトランプがあんまり嬉しそうじゃないと話題に
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1903202.html

何にしろ、責任ある立場になってしまった以上、今までほど好き勝手言えなくなってしまったのは間違いないし、それはトランプにとってはストレスだろうなと。まぁ立候補したのはトランプ自身なのだから、仕方ない。

トランプの行動は予測不能と言うけれど、フィリピンのドゥテルテ大統領あたりに比べたら、未だし読みやすい方ではなかろうか。プーチン大統領くらい老獪な指導者なら、うまくトランプを誘導して、自国の国益につなげようと画策してそう。

そもそも、大統領として強権発動できなくはないけれど、やはり議会というストッパーは強力なわけで、トランプがそこまで極端な行動を取れるか疑問ではあるが。