予選はハミルトン、ロズベルグ、ボッタス。
決勝はハミルトン、ロズベルグ、グロージャン。
今回からチームサポートの制限が厳格化。スタート時のセッティングもドライバー自身が決めなければいけないということで、きっとスタートで誰かやらかすと思われていたが、やらかしたのは、これ以上ハミルトンに負けられないはずのロズベルグ。あっという間に後ろの車群に飲み込まれて、ハミルトンを逃してしまった。
まぁ他のチームを圧倒する競争力のあるマシンがあるので、ピットを挟んでレース中盤には2位に戻ったけれど、コントロールに入ったハミルトンを抜くことが出来るはずもなく、またハミルトンとの差が開いてしまった。「スタート失敗でハミルトンに敗北」という、夏休み前からの嫌な流れを、そのまま引き継いで負けてしまったわけで、ナーバスなところのあるロズベルグには、結構ダメージは大きそう。
もっとも、流れが向かない時というのは、誰にでもある話。流れが向く時に勝つのは当然、流れが向かない時にどんなレースをするかによって、ドライバーの真価が分かるだろうと。長らく結果を出せていないアロンソが、未だに高い評価を受けているのは、その辺が所以だよなと。まぁマクラーレン・ホンダに入ってからは、さすがのアロンソも集中力の維持が難しそうだけれども。
ヴェッテルのタイヤバーストという劇的な展開で、3位に滑り込んだグロージャン。多少の運はあったものの、それもグロージャンの実力があってこそ。若手時代にベルギーなどで派手に事故って顰蹙を買った挙句に、ウェバーに胸倉を掴まれて脅されていたグロージャンが、落ち着いた走りで表彰台に上がっているのを見ると、感慨深いものがある。
で、1ストップを敢行した挙句にタイヤバースト、ポイント圏外だったベッテル。すごくブチ切れてピレリをディスっているけれど、自分たちで無茶な作戦を採用しておいて、失敗したらタイヤメーカーにぶちきれるというのも、どうなんだろうかと。
フリー走行でロズベルグもタイヤバーストしたから、多少は格好が付いているけれど、もし単独でタイヤバーストしていたら、ただのアレな人なんだよなと。
夏休みは過ぎたけれど、マクラーレン・ホンダに劇的な改善はなし。まぁ急がば回れとは言うけれど、ホンダのコメントを見ていると、「さすがにのんびりし過ぎだろう」「見通し甘すぎだろう」というのはあるわけで、もう少し意識を変えたほうがいいのではないかなと思う。
まぁこれに関しては、マクラーレンの要求を満たせないホンダもアレだけれども、コンパクトなマシンというコンセプトを捨てないマクラーレンにも問題あるだろうけれど。
インディでジャスティン・ウィルソンが貰い事故で重体というニュース。
先日にビアンキが死んだばかり、こういうニュースはかなりキツイ。
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