安保法案の雑感・４

１つ目
先週の初め頃、民主党の某執行部幹部が、対案提出に前向きな党内の保守系グループを牽制して、「対案提出をした政党は支持率が上がったのか？」とコメントしたというニュースを見た。

時事ドットコム　政党支持率推移（最新）
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics-support-pgraph
>民主　6.4→5.5
>維新　1.5→2.0

どうするつもりなんだろうかと。まぁそもそも「支持率が上がらないから対案を出さない」という言い草からして、恥知らずにもほどがあるのだけれども。


２つ目
【世論調査】 外国が日本を攻撃してきたら？ 「非暴力で抵抗する」41％
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1847872.html
非暴力・不服従を貫いたガンジーやキング牧師だが、その生涯は多くの困難に満ちていた。

「自分たちの子や孫に　人を殺させたくない」と言うけれど、その主義主張の結果として、自分たちの子や孫に、より困難な生涯を歩ませるかもしれないことに関しては、どう考えているのだろうか。

とりあえず、非暴力主義というのは、「何もしなければ何もされない」みたいな、安易なものでは決してないわけで、そこは勘違いしてはいけないよなと。


３つ目
「人に覚悟を強いるなら、インディペンデンスデイの大統領みたいに自分が一番に飛び立つべき」
http://yaraon-blog.com/archives/66721
では、東條英機がカミカゼで死んでれば良かったのかというと、そうしたら東條の代わりに誰かが東京裁判で吊るされていただろうと。安易に自決などせずに、戦争犯罪者として処刑された東條英機は、指導者として一定の責任を果たしたと思う。

まぁ小山力也だけに限らず、「まず政治家から」云々のロジックを持ち出す人は沢山いるし、確かに一理なくもないのだけれども、結局それは堀江貴文や橋下徹の言う、『政治に文句があるなら、自分で立候補して当選してみろ』と同じく、極論でしかないだろうと。
極論を繰り返すだけでは、建設的な議論にはならんよなぁと思う。

近衛文麿をディスっているわけではないです。